「50発」「広背筋」「ピョン吉」…楽天新入団10選手の売り、目標、要望は?

育成2位・松本に上岡スカウト「茂木になれる素材」

〇育成1位・井手亮太郎投手(九産大)

 185センチの長身ながら、右のサイドハンドで最速151キロを誇る。「育成からのスタートなので、1日でも早く、支配下登録されるように頑張りたい。自分はサイドスローから150キロを超えるストレートが一番の武器だと思っている」と話し、「それを生かして、相手に嫌がられるピッチャーになりたい」と意気込む。九州産業大・大久保哲也監督から「ピョン吉」と呼ばれていたことを明かし、ファンからの呼び名も「そのピョン吉が気に入っているので」と、継続をお願いした。福岡県出身だけに、「今までお世話になった方々に恩返しをできるように。小さい頃からずっとテレビやドームで見てきたので、地元のヤフオクドームで福岡ソフトバンクホークスの選手を相手に投げたい」と井手。そのためにも、支配下登録は必須。背番号132から2桁の背番号を目指す。

〇育成2位・松本京志郎内野手(光南高)

 担当の上岡良一スカウトが「茂木になれる素材」と太鼓判を押す松本は「育成からスタートなので、最初は(背番号が)3桁なのですが、しっかり結果を残し、いずれは1桁の番号を背負える選手になりたいと思っています」と柔らかい福島なまりで意気込んだ。高校通算31本塁打のパンチ力ある打撃が評価されており、松本本人も「自分の持ち味は打撃」とキッパリ。その上で、「自分でも走塁、守備、打撃おいてまだまだ伸びしろがあると思っている。プロに入ってからの成長ぶりを見てほしい」と話した。対戦したい投手に「同じチームの松井裕樹選手のスライダーを打席で体感してみたい」と珍回答もあったが、「自分のやるべきことをしっかりやり、いずれは楽天の中心選手になれるような活躍を残せるように1年目から頑張りたい」と気持ちを高ぶらせた。

〇育成3位・中村和希(天理大)

 大阪桐蔭高時代は1学年上が甲子園春夏連覇を達成。高校時代はベンチ入りが叶わず、天理大でもレギュラーをつかんだのは4年からだ。「育成選手という形ですが、チャンスをもらえたので、これを生かすことができるように頑張りたいです」。広角に打てる左の好打者で、「勝負所での打席には自信があります」と言い切る。背番号134番からのスタートだけに「目指すところは支配下登録、2桁番号なので、そこを目指して頑張りたいです。泥臭く、ひたむきにやっていく」と中村。プロ野球界には西武・中村、日本ハム・中田など高校の先輩が多くいるが、対戦したい投手には、1学年上の阪神・藤浪、オリックス・澤田の名前を挙げた。「1年目から支配下登録されるようにひたむきに練習をして、将来は楽天の中心選手になれるように頑張りたい」。

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