ホークス日本一に大きく貢献 MVPに2冠王、強烈だった助っ人の働きぶり

デスパイネは2冠、ジェンセンは1本塁打のみで1年での退団が決定

◯アルフレド・デスパイネ外野手
136試合478打数125安打35本塁打103打点 打率.262
59四球5死球 出塁率.347 得点圏打率.326 OPS.859

 昨季、優勝を逃した一因となった長打力不足解消のために、三顧の礼で迎え入れた前ロッテのキューバ人スラッガー。チームの期待通りに、その勝負強い打撃で幾度となくチームを勝利に導いた。内野ゴロでも全力疾走するなど、プレーに取り組む姿勢にも目を見張るものがあった。35本塁打103打点はともに来日4年目で最高の成績。本塁打王、打点王の2冠に輝き、まさに“助っ人”と呼ぶにふさわしい活躍だった。

◯カイル・ジェンセン内野手
6試合12打数1安打1本塁打1打点 打率.083
2四球 出塁率.214 得点圏打率.000 OPS.548

 長打力不足解消のために、今季からチームに加入したが、長らくファーム暮らしを強いられた。1軍にはデスパイネ、投手でサファテ、バンデンハーク、モイネロがおり、外国人枠がいっぱいでチャンスは多くなかった。6月6日のヤクルト戦で1軍初出場で初本塁打を放つセンセーショナルなデビュー戦を飾ったが、その後は快音なし。14打席で1安打しか放てず、9個の三振を喫していた。ファームでも真面目に練習し、ゲームに取り組む真面目な人間性を持っていたが、残念ながら今季限りでの退団が決まっている。

 育成選手にもう1人、キューバ人のオスカー・コラス投手兼野手がいるが、こちらはまだ19歳。数年後の活躍を期待して現在、育てている最中である。こうやって見ると、ジェンセンは結果を残せなかったものの、主に1軍でプレーしていた4選手が全員きっちり結果を残していた。ホークスの今季の強さを象徴する一面である。

(Full-Count編集部)

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