ホークス日本一に大きく貢献 MVPに2冠王、強烈だった助っ人の働きぶり

バンデンハークは来日3年目で初の2桁勝利、モイネロはセットアッパーに

◯リック・バンデンハーク投手
25試合13勝7敗 17QS 防御率3.24
153回127安打49四死球18被本塁打162奪三振 WHIP1.14

 2015年からソフトバンクに在籍しているオランダ人右腕。かつて来日からの連勝記録などを樹立し、今季もその力は健在。来日2年間は怪我もあったが、今季はほぼ1年間ローテで回り25試合に登板。自身初の2桁勝利となる13勝をマークした。150キロを超える真っ直ぐと大きなナックルカーブが武器で、今季もイニング数を越える三振数を記録。助っ人投手として十分な結果を残した。

◯リバン・モイネロ投手
34試合4勝3敗15ホールド1セーブ 防御率2.52
35回2/3 21安打16四死球1被本塁打36奪三振 WHIP0.98

 今季ソフトバンクにとっての“大当たり”だったのが、このモイネロだろう。キューバ代表としてデスパイネとともにWBCにも出場していた左腕。21歳と若く5月に育成選手として入団したが、ファームでの登板で高い能力を示し続け、わずか1か月ほどで支配下に昇格。そのまま1軍に昇格すると、中盤戦からは勝利の方程式にまで組み込まれる存在となった。150キロ前後の真っ直ぐにスライダー、チェンジアップなどを操り、制球力も高い。1イニングあたりに出す走者の数を示す指標であるWHIPが1を切っており、優秀な投手であることが分かる。

◯ロベルト・スアレス投手
右肘手術のため、1軍登板なし

 昨季勝利の方程式の一角を担ったベネズエラ人右腕。今季はベネズエラ代表としてWBCに出場し、その大会中に右肘を負傷。当初は右前腕部肉離れと診断されたが、実際には靭帯を損傷しており、4月に右肘内側側副靱帯再建手術、いわゆるトミージョン手術を受けた。復帰までは1年を要する見込みで、復帰は来季となるが、鉄壁の投手陣に、このスアレスまで戻ってきたら、どうなってしまうのか……。

デスパイネは2冠、ジェンセンは1本塁打のみで1年での退団が決定

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