首位から3位へ転落した楽天 チームの命運を左右した助っ人の働きぶり

大型連敗のきっかけとなったコラレス

◯フランク・ハーマン投手
56試合3勝1敗33ホールド1セーブ 防御率2.72
53回 48安打13四球3死球8本塁打58奪三振 WHIP1.15

 フィリーズから今季楽天に加わったハーバード大学卒のインテリ投手。来日1年目の開幕から守護神・松井裕樹につなぐセットアッパーを任され、中盤以降も福山博之、松井とともに勝利の方程式を形成。56試合に投げて3勝1敗33ホールド1セーブの成績は上々で、その役目を果たした。

◯ジョシュ・コラレス投手
1試合0勝0敗0ホールド0セーブ 0QS 防御率15.00
3回 5安打6四球1死球0本塁打3奪三振 WHIP3.67

 マリナーズ傘下から社会人の三菱日立パワーシステムズ横浜、BCリーグの富山を経て、今季途中に楽天へ入団。8月15日の西武戦(メットライフD)で先発したが、7四死球を与えて大炎上した。1軍での登板はこの1試合のみに終わり、チームもこの試合から大型連敗がスタート。6連敗→1勝→10連敗(1分含む)のきっかけとなってしまった。

◯宋家豪投手
5試合0勝0敗3ホールド0セーブ 防御率3.86
4回2/3 3安打1四球0死球0本塁打6奪三振 WHIP0.86

 台湾の国立体育大学から、育成選手として2016年に楽天に入団。今季はまずチャイニーズ・タイペイ代表としてWBCに出場。イースタンリーグでは33試合に投げて8勝をマーク。5セーブも記録し、7月31日に支配下契約となった。8月11日のオリックス戦で1軍デビューを果たすと、5試合に登板。秘密兵器としてクライマックスシリーズでも起用。ソフトバンクとのファイナルステージ第2戦で好リリーフを見せたが、第3戦では敗戦投手に。来季以降により期待が集まる若手投手である。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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