セ・リーグ2位阪神の外国人査定 メッセ、マテオ、ドリスは大成功も…

メッセは7年連続規定投球回&2年連続2桁勝利、野手のキャンベル&ロジャースは期待はずれに…

◯ランディ・メッセンジャー
22試合(22先発)11勝5敗 14QS 防御率2.39
143回 134安打44四球1死球5本塁打155奪三振 WHIP1.24

 2010年から阪神に在籍し、来日8年目となった右腕。3年連続開幕投手を務めるなど、今季もローテの中心として活躍した。8月10日の巨人戦で右足に打球を受け、右腓骨を骨折。10月10日の中日との今季最終戦で復帰し、7年連続で規定投球回到達。2年連続6度目の2桁勝利もあげ、名実ともに虎の助っ人史に名を残す存在。昨オフに2年契約を結んでおり、来季の残留も決まっている。

◯ルイス・メンドーサ
4試合(4先発)0勝2敗 0QS 防御率5.14
21回 90安打6四球1死球2本塁打15奪三振 WHIP1.33
 
 メッセンジャーの故障離脱などで先発が手薄になったため、日本ハムからのウエーバー公示中に、阪神へ加入。レンジャーズ、ロイヤルズから2014年に日本ハムに加入し、今季が来日4年目。9月3日の中日戦で移籍後初先発して敗戦投手に。阪神では4試合に先発したが、勝ち星は挙げられず。メッセンジャーが復帰したこともあり、クライマックスシリーズでの登板はなかった。

◯ラファエル・ドリス
63試合4勝4敗5ホールド37セーブ 防御率2.71
63回 53安打17四球1死球1本塁打85奪三振 WHIP1.11

 2016年から阪神に在籍しているドミニカン。昨季は主にセットアッパーとして34試合に登板。だが、右肘の故障のため、7月末に戦線を離脱し、10月に右肘の手術を受けた。そのため、一度は自由契約となったが、球団側は右肘の回復具合を常に調査し、春季キャンプでテストを行って合格した。今季は、マテオと役割を入れ替えクローザーとなり、37セーブをマーク。最多セーブのタイトルを獲得した。

◯エリック・キャンベル
21試合47打数9安打1本塁打5打点 打率.191
7四球 出塁率.296 得点圏打率.231 OPS.594

 メッツから今季阪神に加入した内野手。打線強化を期待されて加入したが、春季キャンプで左手首を負傷して離脱。4月下旬にようやく1軍昇格を果たしたものの、出場機会は限られていた。6月には25打席連続ノーヒットがあるなど結果を残せずに降格。さらにロジャースの加入もあって厳しい状況となり、シーズン終了を待たずに帰国した。

◯ジェイソン・ロジャース
40試合123打数31安打5本塁打23打点 打率.252
15四球 出塁率.329 得点圏打率.297 OPS.759

 キャンベルの不振により、7月に緊急補強でパイレーツから加入した。7月18日の広島戦でデビューすると、同21日には来日初本塁打を含む2打席連発と活躍した。だが、8月に入ると、バットは湿っていき、9月半ばに登録抹消。レギュラーシーズンが終了する前に米国へと帰国した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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