岩隈久志、マリナーズとマイナー契約 招待選手でメジャーキャンプ参加へ

マリナーズとマイナー契約を結んだ岩隈【写真:Getty Images】
マリナーズとマイナー契約を結んだ岩隈【写真:Getty Images】

右肩手術からの復帰目指へ、球団が再契約を発表と米複数メディアが報じる

 マリナーズが岩隈久志投手とのマイナー契約を発表したと、米複数メディアが報じた。右肩手術からの復帰を目指す右腕は、来春のメジャーキャンプに招待選手として参加するという。

 岩隈は今季、右肩の負傷に苦しみ、シーズンの大半を故障者リスト(DL)で過ごした。わずか6試合の登板で0勝2敗、防御率4.35。2016年と2017年の合計登板イニング数が条件の324回に達せず、契約の自動更新はならず。また、条件をクリアしなかった場合、球団が1年1000万ドル(約11億1000万円契約)で契約延長を選択できる権利を持っていたが、シーズン終了後にこれを行使しないことが発表され、違約金として100万ドル(約1億1100万円)が支払われてFAとなっていた。

 右腕は9月27日に右肩内視鏡手術を受け、現在は来季の復帰に向けてリハビリに励んでいる。当時、マリナーズは投球再開まで5か月を要するとの見込みを発表していた。状態が万全ならば抜群の安定感を誇り、計算できる選手だけに、マイナー契約での招待選手としてキャンプで状態を見て、メジャー契約へと切り替えるか判断することになりそうだ。

 MLB公式サイトでは「イワクマはマリナーズとマイナー契約でサイン」との見出しで報じ、昨年までマリナーズで先発ローテーションの軸としてチームを支えたこと、2013年のオールスターに選出されたこと、2015年にノーヒットノーランを達成したことなどにも触れている。岩隈は6年間で通算150試合に登板(136先発)し、63勝39敗、防御率3.42の成績を残している。

 マリナーズ7年目のシーズンとなる来季も、メジャーのマウンドで躍動できるか。復活に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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