日本一から5位転落、日ハムの戦力整理 飯山引退、武田久退団、3選手戦力外
守護神として昨季の日本一に貢献したマーティンも退団
◯榎下陽大(戦力外、引退)
プロ7年目。通算35試合に登板し、2勝1敗2ホールド0セーブ、防御率3.76。鹿児島工業高、九州産業大からドラフト4位で入団。2013年に9試合に登板し、プロ初勝利をマーク。2016年に自己最多となる16試合に登板してチームのリーグ優勝に貢献した。だが、今季は8試合登板に終わり、オフに戦力外通告に。現役を引退し、球団職員に転身する。
◯瀬川隼郎(戦力外)
プロ3年目。通算10試合登板、0勝0敗0ホールド0セーブ、防御率3.09。北海高からクラブチームの室蘭シャークスへと渡り、2014年のドラフト5位で日本ハムに入団。1年目の2015年に1軍初登板を果たし、この年9試合に登板した。だが、2016年はわずか1試合、そして今季は1軍登板のないまま、戦力外となった。
◯宇佐美塁大(戦力外)
プロ5年目。1軍出場なし。広島工高から2012年のドラフト4位で日本ハム入り。高校通算45本塁打を放ち、スラッガーとして期待されたが、ファームでも思うような結果を残せなかった。2016年、2017年とイースタンリーグで10本塁打を放っていたが、1軍の舞台に手が届かないまま、戦力外となった。
◯クリス・マーティン(自由契約)
NPB2年目。92試合登板、2勝2敗22セーブ48ホールド、防御率1.12。2010年に米独立リーグでプレーし、2011年にレッドソックス傘下入り。ロッキーズ、ヤンキースと渡り歩き、2016年から日本ハムに。開幕直後はセットアッパーとして起用されたが、増井の不振と先発転向により、クローザーとなった。21セーブをマークし、チームの日本一に貢献。今季は負傷での離脱などもあり、登板数を40試合に減らしていた。昨季は2球連続のボーク判定に激怒し、約10秒間にも及ぶセットポジションを見せる場面もあった。防御率1.12の好成績を残しているが、メジャー球団も獲得に興味を示しており、今季で退団となった。
◯ヤディル・ドレイク(自由契約)
NPB1年目。35試合82打数19安打1本塁打3打点、打率.232。キューバ生まれながら、2011年にメキシコへと亡命し、メキシコ国籍を取得。ドジャース傘下などを渡り歩き、今季途中にメキシカンリーグのドゥランゴ・ジェネラルズから日本ハムに加わった。打線強化を期待されたが、結果を残せずに本塁打もわずか1本に終わり、自由契約となった。
(Full-Count編集部)