来季はともに更なる躍進へ 田中将大、ヤンキースと楽天は「似た部分ある」

ヤンキースも楽天も「若い選手も出てきていて、これからのチーム」

「アップダウンが激しいシーズンだったので、なかなか本当に思いどおりにいかなかったシーズンではありましたけど、そういった中でも自分の課題に立ち向かって戦い続けたことが、シーズン最後の最後に報われたのかなというとこあった。シーズン最後はいい形で終わりましたけど、それをやっぱり来シーズンは年間通してコンスタントにできるように。次はそういうところに向かってやっていかないといけないなと思います」

 その先に見えるのは、自身初の世界一。目標ははっきりとしている。

「今シーズンはワールドシリーズ進出まであと1歩というところまで行きましたし、ワールドシリーズ制覇という目標に向けて、その距離は今年で縮まったなと思います。でも、そこは近いようでまだまだ。今年ここまで来られたから来年も行けるかと言われたら、もちろんそうではないのが野球だと思いますし。しかし、その距離感は見えてきたと思いますので、チームの成長とともに自分もしっかり成長していって、チームの1つのピースになれるように投げていきたいと思います」

 そして、ヤンキースの躍進が古巣と重なれば最高だ。楽天は今季、シーズン序盤で首位を走りながら、徐々に失速。それでも、田中の大活躍で日本一に輝いた2013年以来のCS進出を果たした。

 古巣の成績を米国でもチェックしているという右腕は「本当にファンの方々と同じ心境で見ていたと思います」としつつ、「僕が在籍していたときと比べると、選手も顔ぶれが変わってきていて、若い選手も出てきていて、これからのチームだという部分もあると思う。そういうところはヤンキースと似た部分なのかなと感じてます。あまりチームの状況、事情は分からないので、それ以上は言えないですけど」と話した。

 来季はヤンキースがワールドシリーズに進出し、楽天は日本シリーズへ――。成長著しい選手が揃う両チームの快進撃に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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