パ最下位ロッテの外国人査定 ダフィー、パラデス…外れた助っ人補強

ロッテ・サントス【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・サントス【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

大砲獲得が現場の要望の中で途中加入したのは俊足のサントス

 54勝87敗2分の借金33、5位の日本ハムにも5ゲーム及ばずに、最下位に終わったロッテ。チーム打率.233、チーム防御率4.22もパ・リーグ最下位。それどころか、セ・リーグで51個の借金を作ったヤクルトさえも下回り、12球団ワーストの数字だった。

 低迷の要因は、1つだけではない。様々な要因があったことは間違いないが、ことごとく助っ人補強が失敗に終わったことも、その1つである。2016年まで在籍したアルフレド・デスパイネがソフトバンクに流出。その穴埋めとして獲得したマット・ダフィー、ジミー・パラデスの2人が機能しなかった。

 オープン戦で13勝2敗3分と12球団トップの成績を残して開幕を迎えたが、シーズンに入ると状況は一変。助っ人野手2人のバットは湿り、チーム打率も1割台に低迷。序盤から下位に沈み、5月上旬には最下位に転落した。ダフィー、パラデスともに打率は2割ちょっとに終わった。

 シーズン中には、まずサントスが加入。だが、長距離砲の獲得を求めていた現場の希望とは違う俊足が武器の助っ人だった。しかも、打率.250と目立った活躍は出来ず。6月半ばになってペーニャを獲得したが、こちらも事態を好転させるほどの活躍ではなかった。

 助っ人投手陣も、先発ローテの一角を担ったスタンリッジが夏場に腰を痛めて14試合の先発に終わり、先発、中継ぎ双方でマウンドに上がったチェンも3勝4ホールドと決して良いとは言えない成績。優良外国人選手を補強できなかったことが、低迷の要因となってしまった。

スタンリッジはシーズン中に国内FA権獲得、来季は外国人枠から除外

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