「イチローは本当に偉大」―元名選手がMLBでの現役に太鼓判「先発でできる」

マーリンズ以外なら「スタメンで出られるところもあったと思う」

 10月に44歳の誕生日を迎えた背番号51は、今季もマーリンズで4番手の外野手という役割だった。本塁打王スタントン、イエリッチ、オズナという最強外野トリオが怪我なく好調を維持したために、イチローの打席数は渡米後で最も少ない「215」に終わった。5月までは打率1割台と低迷したが、6月以降は上昇気流に。7月、8月と月間打率は3割(.321、.346)を記録。代打としても歴代最多にあと「1」と迫る27安打を放った。最終的に打率.255、3本塁打、20打点、1盗塁で今季を締めくくった。

 ゴンザレス氏は、イチローがマーリンズではなく他の球団でプレーしていたら、レギュラーでの出場機会を手にすることも可能だったと指摘する。

「すでに44歳ですが、彼はまだまだメジャーでプレーできる。それは間違いない。彼は優秀な若手の外野手が数多くいるチームでのプレーだったが、他のチームならスタメンで出られるところもあったと思う。彼は未だにメジャーでしっかりと通用するんだ。それが彼にまつわるアメージングなところだよ。私は彼の現役続行を祈っているよ。我々オールドガイ(中年)の希望の星なんだよ」

 メジャー最年長野手となったイチローは若々しい体型を保ち、走攻守に高いレベルのプレーを披露している。「ゴンゾ」の愛称で知られ、今年50歳になったDバックスの英雄らアメリカの中年男性にとっても「希望の星」のような存在だという。

 現役引退から10年がたったゴンザレス氏は、イチローが現在の自分の年齢までメジャーでプレーすることを熱望している。

「彼は50歳までプレーしたいと言っているね。それができる人間がいるとすれば、イチローしかいないだろう。彼の打撃練習でのスイングを見ていると、未だに健在だよ。スローダウンしている兆候を見せない。彼はホームランを狙える打力の持ち主だけれど、パワーを売りにしていない。未だにヒットを打てるじゃないか。彼が50歳になるまでプレーする姿を私も見たいんだよ」

 ゴンザレス氏は挑戦を続けるイチローに力強いエールを送っていた。

(Full-Count編集部)

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