投手、守備で好選手輩出も中軸打者が育たず…阪神の過去10年ドラフト査定

2010年ドラフト3位中谷は今季20本塁打を記録

○2010年
1位・榎田大樹 投 東京ガス・13勝17敗3S60H 防御率3.90※
2位・一二三慎太 投 東海大相模高(1軍出場なし)
3位・中谷将大 捕 福岡工大城東高・214試142安24本75点3盗 打率.242※
4位・岩本輝 投 南陽工高・4勝2敗0S0H 防御率2.64
5位・荒木郁也 内 明大・161試24安0本2点12盗 打率.195※
育1位・阪口哲也 内 市和歌山高(1軍出場なし)
育2位・島本浩也 投 福知山成美高・1勝0敗0S3H 防御率5.86※
育3位・穴田真規 内 箕面東高(1軍出場なし)

 1位の左腕榎田は、先発、救援で活躍するも最近は2軍暮らしが多い。2位の一二三は最近、残念なニュースがあった。中谷は今季20本塁打と遅咲きながらブレークした。

○2011年
1位・伊藤隼太 外 慶大・269試117安9本46点1盗 打率.238※
2位・歳内宏明 投 聖光学院高・2勝4敗0S4H 防御率4.15※
3位・西田直斗 内 大阪桐蔭高・1試0安0本0点 0盗 打率.000※
4位・伊藤和雄 投 東京国際大・0勝1敗0S0H 防御率4.76※
5位・松田遼馬 投 波佐見高・6勝6敗0S14H 防御率4.07※
育1位・廣神聖哉 捕 群馬ダイヤモンドペガサス(1軍出場なし)

 伊藤隼太は外野の控え選手。松田は中継ぎとして登板している。

○2012年
1位・藤浪晋太郎 投 大阪桐蔭高・45勝37敗0S0H 防御率3.05※
2位・北條史也 内 光星学院高・206試151安8本53点6盗 打率.250※
3位・田面巧二郎 投 JFE東日本・0勝1敗0S1H 防御率6.23l※17年オフに戦力外通告
4位・小豆畑眞也 捕 西濃運輸(1軍出場なし)※
5位・金田和之 投 大阪学院大・7勝1敗0S0H 防御率4.27オリックスへ※
6位・緒方凌介 外 東洋大・51試18安2本5点2盗 打率.220※

 高校時代、大谷翔平と投げ合った藤浪は、順調にエースの道を歩んでいたが、今季は不振。北条は鳥谷敬から遊撃のポジションを奪うかと期待されたが、やや失速した。

○2013年
1位・岩貞祐太 投 横浜商科大・17勝24敗0S0H 防御率3.82※
2位・横田慎太郎 外 鹿児島実高・38試20安0本4点4盗 打率.190※
3位・陽川尚将 内 東農大・41試15安3本5点0盗 打率.167※
4位・梅野隆太郎 捕 福岡大・297試152安13本76点2盗 打率.201※
5位・山本翔也 投 王子・1勝0敗0S0H 防御率5.16※
6位・岩崎優 投 国士館大・15勝20敗0S15H 防御率3.28※

 岩貞は先発で今季5勝、岩崎は今季左の中継ぎとして活躍した。陽川は代打で活躍。梅野は投手陣のリードが評価され正捕手に。横田は病気のため、育成枠で契約し直した。

○2014年
1位・横山雄哉 投 新日鉄住金鹿島・3勝2敗0S0H 防御率4.28※
2位・石崎剛 投 新日鉄住金鹿島・1勝1敗0S8H 防御率2.56※
3位・江越大賀 外 駒大・156試77安12本36点7盗 打率.207※
4位・守屋功輝 投 Honda鈴鹿・0勝1敗0S0H 防御率9.72※
5位・植田海 内 近江高・14試5安0本0点1盗 打率.278※

 横山は今季1試合に登板したのみ。石崎は短期間だが中継ぎで活躍。江越は掛布前2軍監督が期待をかけていたが、まだレギュラーにならず。植田は厳しい内野手のポジション争いに食い込むことができるか。

新人王を獲得した高山、大山も大器の片りん

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