ホークス二保、2年連続25%減の1700万円「結果の世界だから覚悟してた」
来季に1軍復帰に意欲、手術した右肘は「今は不安はない」
5日、ソフトバンクの二保旭が契約更改をし、2年連続25%ダウンの推定年俸1700万円でサインした。
昨年4月に右肘の側副靭帯再建手術を受けた二保は、今季ようやく実戦復帰を果たした。2軍戦16試合での成績は0勝1敗1セーブ、防御率2.00。2年連続となるダウン提示にも「結果の世界だから覚悟はしていた。ボクが会社の人間でもそうします」と素直にサインに応じた。
肘の状態は確実に上がってきており「手術する前よりいい状態。今は不安はない」と語る。
「不安なくキャンプから入っていける。今年チームは最高の形だったが、その中に自分がいられなかったのは悔しかった。1軍復帰を一番の目標にして、来季はチームの連覇に貢献したい」
二保がそう語れるようになったのも、みやざきフェニックス・リーグでの確かな手応えがあったからだ。「まっすぐの質やキレも良くなったし、肘の負担が少なくなってきた。シーズンは前に飛ばされていた球でファールが取れるようになった」と自信をつかんだ。
一昨年、1軍に定着して中継ぎで6勝を挙げた右腕も、来季は節目の10年目。今季の若手の活躍を「育成出身の自分と被っている部分もあったので活躍してくれるのはうれしかった」と言いながらも「言葉は悪いけど、それを蹴落とすために全力でいきたい」と自らが輝ける場所に戻るために勝負を挑む。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)