“4割打者”のハム近藤、1300万円増の5600万円で更改　来季は「首位打者を」

負傷離脱で57試合の出場ながら打率.413、首位打者へ「3割5分以上は打たないと」

　日本ハムの近藤健介捕手が5日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円アップの年俸5600万円でサインした（金額は推定）。

　プロ6年目の今季は、開幕からクリーンアップを任され、6月上旬に腰部椎間板ヘルニアで離脱するまで、打率.407と高打率をキープした。

　近藤は「思った以上の評価でした。来年の責任を感じましたし、今年2か月しか働いてないので、その分、来年働かないといけないと思います」と笑顔。一方で、「6年間で1年通して1軍にいたのは2015年しかないので、まずはそこですね。けがをしないように」とも話した。

　6月28日に脊椎内視鏡手術受けた後、驚異の回復ぶりを見せて9月13日にはイースタン・リーグで実戦復帰。9月28日楽天戦（札幌ドーム）で1軍復帰すると、いきなり2安打を放つなどブランクを感じさせなかった。最終的に57試合167打数69安打29打点3本塁打、打率.413の成績を残した。

　シーズン後には侍ジャパンのメンバーとして、アジアプロ野球チャンピオンシップ2017に参加。「3番・DH」で3試合とも先発出場して12打数7安打と打ちまくり、優勝に貢献してベストナインにも選ばれた。

　来季の目標については「1年間しっかり仕事をして、首位打者を目指したいです」と明言。「パ・リーグはいいバッターがいるので、3割5分以上は打たないと厳しいのかな」と具体的な数字も掲げていた。

（石川加奈子 / Kanako Ishikawa）