台湾WL中間成績 日本の社会人選抜が首位と健闘、個人成績も投打で“席巻”

日本社会人選抜として台湾WLに参加している笹川晃平【写真:広尾晃】
日本社会人選抜として台湾WLに参加している笹川晃平【写真:広尾晃】

初参戦のJABAは首位、打撃では「大谷世代」の笹川が“3冠”

 台湾で行われているアジアウインターリーグは、そろそろ折り返し点に差し掛かろうとしている。現時点では、今年初参戦のJABA(日本野球連盟=日本社会人選抜)が健闘している。

 12月4日時点での順位表。KBO=韓国プロ野球、CPBL=台湾プロ野球、NPBE=イースタン選抜、NPBW=ウェスタン選抜 WBSC=米国&欧州混成

1. JABA 9試7勝1敗1分 .875 差- 打率.289 防御率1.46
2. KBO  9試6勝3敗0分 .667 差1.5 打率.253 防御率1.83
3. NPBE 8試4勝4敗0分 .500 差3.0 打率.255 防御率4.00
4. CPBL 8試3勝5敗0分 .375 差4.0 打率.242 防御率3.30
5. NPBW 9試3勝6敗0分 .333 差4.5 打率.204 防御率4.73
6. WBSC 9試2勝6敗1分 .250 差5.0 打率.247 防御率6.90

 JABAは、来年の「第18回アジア競技大会(ジャカルタ・バレンバン)」の野球競技へ向けた社会人日本代表チームの強化の一環として選抜チームを派遣している。社会人入社1~2年の若い選手が中心だが、ここまでKBOに1度負けただけという快進撃を続けている。昨年は1位、2位を占めたNPBのイースタン選抜、ウェスタン選抜は3位と5位だ。

【打撃10傑】

1笹川晃平(JABA)9試36打16安2本14点3盗 打率.444
2金永煥(KBO)8試29打11安0本5点1盗 打率.379
3地引雄貴(JABA)8試22打8安1本3点0盗 打率.364
4王威晨(CPBL)8試31打11安0本5点0盗 打率.355
4矢幡勇人(JABA)9試31打11安0本4点0盗 打率.355
6洪昌基(KBO)9試32打11安1本5点0盗 打率.344
7チャベス(WBSC)8試33打11安2本8点0盗 打率.333
7ルポ(WBSC)8試27打9安0本0点1盗 打率.333
9梁家榮(CPBL)8試25打8安0本5点0盗 打率.320
10ロセリ(WBSC)9試30打9安1本6点0盗 打率.300

 首位打者の笹川晃平は、大谷翔平、鈴木誠也らと同世代。東洋大から東京ガスに入社して1年目。笹川は本塁打が最多タイ、打点は断トツで1位。現在3冠王だ。NPBのイースタン、ウェスタン選抜は10傑には入っていない。12位にDeNAの佐野恵太が.280でつけている。

投手もJABA勢が奮闘、阪神の竹安も活躍

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