新球種も検討する鷹ベテラン五十嵐、理想と現実の狭間で揺れる胸中

改めて感じた走り込みの重要性「ランニングの量をこなせるというのは大事」

 今シーズン終了後も、通常ベテランは参加を免除される秋季キャンプに志願して参加。さらに主力選手たちよりも早く宮崎に入り、体をいじめることを望んだ。このオフは優勝旅行が終わっても、そのままハワイに滞在。キャンプ直前まで常夏の島で、体を動かし続けることを選んだ。

 年齢も30代後半となり「年々体が変化していることを気付かされる。去年もそうですし、今年もちょっと怪我をしてしまいがちになっている。体重のコントロールだったり、オーバーワークが一番問題なんですけど、練習量踏まえてどれくらいがちょうどいいのか探りながらやっていかなければならない」という。その中で、改めて気付かされたことが走り込みの重要性だ。

「ここ数年の傾向として、走る量よりウエートトレーニングの量が圧倒的に多くなってきていた。工藤監督とも話したんですけど、ランニングの量をこなせるというのは大事なんじゃないかと。走る方をメインに考えながら、トレーニングをやっていきたい」

 今オフの自主トレは、ここ数年のトレーニング方法を見直し、走り込みの量を徹底的に増やすことにした。

理想と現実の狭間で試行錯誤する右腕、新たな球種も検討

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