2012年以降は球界を代表する選手が続出 楽天、過去10年のドラフト査定

オコエは今季後半に躍動、藤平は今季終盤の先発ローテ支える

○2015年
1位・オコエ瑠偉 外 関東第一高・92試61安4本17点9盗 打率.245※
2位・吉持亮汰 内 大阪商業大学・21試5安0本1点1盗 打率.161※
3位・茂木栄五郎 内 早稲田大学・220試236安24本87点14盗 打率.287※
4位・堀内謙伍 捕 静岡高(1軍出場なし)※
5位・石橋良太 投 Honda・0勝0敗0S0H 防御率13.50※
6位・足立祐一 捕 パナソニック・122試58安2本21点0盗 打率.222※
7位・村林一輝 内 大塚高・1試1安0本0点0盗 打率.500※
育1位・出口匠 内 津田学園高(1軍出場なし)※
育2位・山田大樹 内 菰野高(1軍出場なし)※

 甲子園を沸かせたオコエ瑠偉は、今季後半は9番や1番の打順でハツラツとしたプレーを見せた。3位の茂木は1年目から正遊撃手となり、今季は長打も増えた。6位の足立は2番手捕手として頭角を現し始めた。

○2016年
1位・藤平尚真 投 横浜高・3勝4敗0S0H 防御率2.28※
2位・池田隆英 投 創価大学(1軍出場なし)※
3位・田中和基 外 立教大学・51試6安1本2点7盗 打率.111※
4位・菅原秀 投 大阪体育大学・1勝0敗0S1H 防御率5.02※
5位・森原康平 投 新日鐵住金広畑・2勝4敗0S13H 防御率4.81※
6位・鶴田圭祐 投 帝京大学準硬式野球部(一軍出場なし)※
7位・野元浩輝 投 佐世保工業高(一軍出場なし)※
8位・石原彪 捕 京都翔英高(一軍出場なし)※
9位・高梨雄平 投 JX-ENEOS・1勝0敗0S14H 防御率1.03※
10位・西口直人 投 甲賀健康医療専門学校(1軍出場なし)※
育1位・千葉耕太 投 花巻東高(1軍出場なし)※
育2位・南要輔 内 明星大学(1軍出場なし)※
育3位・向谷拓巳 内 兵庫ブルーサンダーズ(1軍出場なし)※
育4位・木村敏靖 投 履正社医療スポーツ専門学校(1軍出場なし)※

 1位の藤平は今季後半戦に先発投手として活躍。5位の森原は中継ぎ投手として、チームに貢献した。そして、9位の高梨が今季後半戦はセットアッパーとして圧倒的な投球を見せた。

○2017年
1位・近藤弘樹 投 岡山商科大学
2位・岩見雅紀 外 慶應義塾大学
3位・山崎剛 内 國學院大學
4位・渡邉佑樹 投 横浜商科大学
5位・田中耀飛 外 兵庫ブルーサンダーズ
6位・西巻賢二 内 仙台育英学園高
7位・寺岡寛治 投 石川ミリオンスターズ
育1位・井手亮太郎 投 九州産業大学
育2位・松本京志郎 内 光南高
育3位・中村和希 外 天理大学

 楽天のドラフト実績は、これまで他球団に比べて優秀とは言えなかったが、2012年以降は活きの良い選手が登場している。今は外国人打者トリオが中心だが、今後は生え抜き選手をどんどん売り出していくことだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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