中心選手が続々、59人中47人が1軍でプレー 西武過去10年のドラフト査定

2010年指名は上位3選手が揃って活躍する“当たり年”

○2010年
1位・大石達也 投 早稲田大学 120試4勝6敗8S10H 防御率3.19※
2位・牧田和久 投 日本通運 276試53勝49敗25S54H 防御率2.83※
3位・秋山翔吾 外 八戸大学 921試1031安72本369点 85盗 .296※
4位・前川恭兵 投 阪南大高 1軍出場なし
5位・林崎遼  内 東洋大学 55試15安0本2点0盗 .203
6位・熊代聖人 外 王子製紙 406試99安0本29点10盗 .231※

 2年連続で6球団競合の末に交渉権を確定させて大石が入団。2位の牧田が球史でも指折りのサブマリン投手として名を馳せ、今オフはポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を目指している。NPB屈指の打者となった秋山が3位で加わっており、上位指名3人が揃って1軍の戦力となっている“当たり年”だった。

○2011年
1位・十亀剣   投 JR東日本 157試41勝33敗3S13H 防御率3.75※
2位・小石博孝  投 NTT東日本 87試1勝5敗1S3H 防御率4.94※
3位・駒月仁人  捕 塔南高 1軍出場なし※
4位・永江恭平  内 海星高(長崎)344試48安2本17点2盗 .157※
5位・田代将太郎 外 八戸大学・71試7安1本5点3盗 .103※2017年戦力外、ヤクルトへ
育1位・藤澤亨明 捕 松本大学 1軍出場なし※

 1位の十亀は先発ローテの一角を担って2015年に11勝、今季は8勝をあげている。小石も左の中継ぎとして1軍の戦力となり、永江は守備固めでの出場が多い。田代は今オフに戦力外となったが、トライアウトを経てヤクルトへの移籍が決まった。

○2012年
1位・増田達至  投 NTT西日本 268試14勝21敗59S76H 防御率2.74※
2位・相内誠   投 千葉国際高 9試0勝5敗0S0H 防御率15.00※
3位・金子侑司  内 立命館大学 461試356安11本112点122盗 .251※
4位・高橋朋己  投 西濃運輸 159試6勝5敗52S40H 防御率2.62※
5位・佐藤勇   投 光南高 7試1勝3敗0S0H 防御率5.76 2017年戦力外
育1位・水口大地 内 香川オリーブガイナーズ 76試17安0本5点5盗 .304※

 東浜(ソフトバンク)を3球団競合を外しての1位・増田は獅子のクローザーとして今季も活躍。4位の高橋も昨季、今季と故障に苦しんだが、2014、2015年は守護神を務めている。相内は現在は「誠」で登録されている。金子は2016年に盗塁王に輝き、育成の水口も支配下登録されて1軍の戦力となっている。

2013年は、未来のライオンズ打線を担う大砲2人が入団

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