“育成球団”ホークスの実際は? 92人を指名した過去10年のドラフト査定

2012年の東浜は今季最多勝を獲得、2013年の上林も今季急成長

○2012年
1位・東浜巨 投 亜細亜大 65試31勝16敗0S0H 防御率3.05※
2位・伊藤祐介 投 東北学院大学 1軍出場なし
3位・高田知季 内 亜細亜大学 198試79安3本23点8盗 .219※
4位・真砂勇介 外 西城陽高 9試1安1本1点0盗 .083※
5位・笠原大芽 投 福岡工大城東高 6試0勝0敗0S0H 防御率4.32※
6位・山中浩史 投 Honda熊本 71試14勝22敗0S1H 防御率4.20※ヤクルトへ
育1位・八木健史 捕 群馬ダイヤモンドペガサス 1軍出場なし
育2位・大滝勇佑 外 地球環境高 1軍出場なし
育3位・飯田優也 投 東農大北海道オホーツク 96試3勝6敗0S10H 防御率3.20※
育4位・宮崎駿 外 三重中京大 1軍出場なし

 1位の東浜はついに今季覚醒。16勝をマークして最多勝を獲得し、チームの柱の1人となった。高田、真砂、笠原、飯田は1軍でもプレーしているが、確固たる地位を掴むには至っていない。6位の山中はトレードで移籍したヤクルトで戦力となっている。

○2013年
1位・加治屋蓮 投 JR九州 4試0勝0敗0S0H 防御率8.53※
2位・森唯斗 投 三菱自動車倉敷オーシャンズ・233試15勝9敗2S83H 防御率2.98※
3位・岡本健 投 新日鐵住金かずさマジック 27試1勝0敗0S1H 防御率3.90※
4位・上林誠知 外 仙台育英高 163試126安15本58点12盗 .264※
育1位・石川柊太 投 創価大 34試8勝3敗0S1H 防御率3.29※
育2位・東方伸友 投 浜田商高 1軍出場なし 2017年戦力外
育3位・曽根海成 捕 京都国際高 2試0安0本0点0盗 打率.000※
育4位・張本優大 捕 佛教大学 1軍出場なし※

 1位の加治屋は1軍戦力にはなりきれていないが、2位の森がプロ入りから4年連続50試合登板と中継ぎに不可欠な戦力に。岡本も1軍での出場を増やしつつあり、上林は外野の定位置を奪うまでに急成長。育成1位の石川も今季、先発と中継ぎでフル回転し、上々の成果を残している年と言えるのではないだろうか。

2014年
1位・松本裕樹 投 盛岡大附高 16試2勝4敗0S0H 防御率4.85※
2位・栗原陵矢 捕 春江工高 3試0安0本0点0盗 .000※
3位・古澤勝吾 内 九州国際大付高 1軍出場なし※
4位・笠谷俊介 投 大分商高 3試0勝0敗0S1H 防御率0.00※
5位・島袋洋奨 投 中央大 2試0勝0敗0S0H 防御率0.00※
育1位・幸山一大 外 富山一高 1軍出場なし※
育2位・齋藤誠哉 投 磐田東高 1軍出場なし※
育3位・山下亜文 投 小松大谷高 1軍出場なし※
育4位・堀内汰門 捕 山村国際高 1軍出場なし※
育5位・柿木映二 投 柳川高 1軍出場なし 2017年戦力外
育6位・金子将太 外 大間々高 1軍出場なし
育7位・河野大樹 内 NOMOベースボールクラブ 1軍出場なし
育8位・中村恵吾 投 富山サンダーバーズ 1軍出場なし

 ドラフト1位の松本は今季途中に先発ローテに加わり、プロ初勝利を含む2勝をマークした。2位の栗原も1軍デビュー。来季は鶴岡が抜け、捕手の枠が1つ空くことから、ここに入る筆頭候補になるだろう。同様に左腕の笠谷も1軍デビューを果たし、非凡な能力の一端を披露した。来季以降、戦力になりそうな期待のある面々だ。

数年かけて選手を育てるホークス、2015年以降はまだ1軍戦力にはなれず

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