ホークス和田が契約更改“恒例”の環境改善提案、怪我をして分かった課題とは
ヤフオクDの浴場へモニター設置を要望「試合がどうなってるか分からない…」
さらに、和田は「もし、こっちにリハビリができて、キャッチボールやランニングができる室内トレーニング場があると変わる。そこに泊まれる部屋があれば、宿泊もできる。昼過ぎとか夕方とか使わない時間帯は野球振興部が使って野球教室とかにも使えるんじゃないか。オフにも練習ができますし」と訴えた。
もう1つの要望が、ドーム内にある浴場へのモニター設置だった。試合中でも、その試合の先発投手ではない投手はトレーニングを行なったり、入浴などによる疲労回復などを行ったりと、それぞれの調整に取り組む。試合中盤以降に投げる中継ぎの投手にも、ルーティンの一環として試合中に入浴する選手もいる。
「試合中にお風呂に入ると、試合がどうなっているか分からなくなる。試合の流れが分からないのもどうかと思うし、出てから聞くのも…」と和田。リハビリ組の要望に関しては物理的な問題もあり、実現可能かは難しいところだが、モニター設置に関しては球団からも前向きな回答をもらったようだった。
例年、チームがより良くなるように訴えている。1月からの自主トレでは、昨年からの笠谷俊介だけでなく、新たに16年ドラフト1位・田中正義投手や育成選手の伊藤祐介投手、斎藤誠哉投手も門下生に加わる予定だ。
「8試合しか投げていないし、4つしか勝っていない。全く働くことができなかったので、申し訳ない1年だった。やはり怪我をしてはダメだなと。来年同じことになったら、培った信頼は消えてしまうでしょうし、若い選手がいれば僕らは消えていくのが世の常だと思っている。同じようなことがないように、若い子には負けたくないし、壁になれるような結果、ボール、全てで勝っていけるように頑張っていきたい」
3年契約の最終年。37歳となるベテランは、再起に向けて燃えていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)