マーリンズ、“再建”ではなく“崩壊”危機!? 大量放出に不満の主力がトレード志願
イエリッチは球団と面談も、友人が次々放出でモチベーション低下?
リアルミュートは昨季打率.303をマークし、今季も打率.278、17本塁打、65打点を記録したスター候補だ。捕手でありながら、昨年は12盗塁、今年は8盗塁を記録した俊足も併せ持つ。球団側は、リアルミュートをチーム再建の柱の一人にしたいと考えていただけに、“トレード志願”は大きな誤算と言えそうだ。
また、最強外野トリオの最後の1人で、リアルミュートとともに再建の柱になると見られていたイエリッチについても、ESPNが現状をレポート。「ある情報筋がESPNに語ったことによると、外野手のクリスチャン・イエリッチは、今オフシーズンのマーリンズの選手大量流出の件に不満であるが、彼がフランチャイズとの将来を決定する前に、球団が再建プランに関する説明をするチャンスを与えたい、としている」「今オフシーズン、これまでに(強化責任者の)マイケル・ヒルと面談したイエリッチは、今週に(以前の面談に続けて)補足的な話し合いの場を持つことを期待している。なぜなら、彼は球団に対して敬意を払おうとしているからだ、とある関係者は伝えている」としている。球団の姿勢に疑問は持っているものの、トレードでの放出を望むことになるかは、面談次第となりそうだ。
ただ、2021年まで4年総額4450万ドル(約50億円)の契約を残すイエリッチは、金額の面でも魅力的で、こちらもトレードに出すことが決まれば争奪戦となることは必至。当然、対価も大きくなるはずだ。また、記事では、イエリッチがオズナ、ゴードン、スタントンと仲が良く、マーリンズでの長期的なキャリアを想像していた、という点についても言及している。球団を一緒に強くしていくはずだった親友が全員放出となったことで、モチベーションが低下しても不思議ではない。
2人のスター候補までチームを去ることになれば、チームは“再建”ではなく“崩壊”となりかねない。マーリンズの来季は不透明な状況となってる。
(Full-Count編集部)