松井秀喜氏の伝説“デビュー満塁弾”に改めて脚光「ヤ軍史上最高の契約の1つ」

本拠地デビュー戦で生まれた伝説の満塁弾「彼は大きな印象を残した」

 さらに、巨人から海外FA権を行使し、ヤンキースと契約するまでの経緯について言及。複数のチームが獲得に乗り出す中で「ヤンキースはロースターにもう一人のスター(松井)を加えることを決意し、マツイをとても気に入った」と振り返り、3年契約を結んだこと、1月に入団会見で初めてピンストライプのユニホームに袖を通したことにも触れている。

 そして、伝説が生まれたのが、2003年4月8日の本拠地ツインズ戦。敵地で開幕6試合連続ヒットをマークしていたものの、本塁打を打てていなかった松井氏に待望の一発が飛び出した。「5番・左翼」でヤンキースタジアムデビューを果すと、3-1と2点リード迎えた5回に1死満塁で3度目の打席へ。フルカウントで右腕メイズから放った打球は、熱狂の中で右中間スタンドへ突き刺さる。ベンチに戻った松井氏は、さすがにやや興奮した表情を浮かべながら、ファンのカーテンコールに応えた。

 MLB公式サイトも「15年前の今日、ヒデキ・マツイがヤンキースに加入した。このスタジアムでの初戦、彼は大きな印象を残した」との一文とともに、松井氏の伝説の満塁弾を動画で紹介。すると、地元ファンからは続々とコメントが寄せられた。

「俺はヤンキースが嫌いだ。でもマツイは最高」

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