2.2億で更改のソフトバンク今宮 球団への要望は「復興支援をもっと」

カメラマンのリクエストに応えてポーズを取るソフトバンク・今宮【写真:藤浦一都】
カメラマンのリクエストに応えてポーズを取るソフトバンク・今宮【写真:藤浦一都】

来季の目標には「リーダーシップを発揮する」と掲げる

 ソフトバンクの今宮健太内野手が20日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、7500万円増の2億2000万円(金額は推定)で契約を更改した。

 プロ8年目となった今季は、課題とされた打撃面でも成長した姿を見せ、141試合で526打数139安打14本塁打64打点15盗塁52犠打、打率.264をマーク。犠打以外はキャリアハイの成績を残した。鉄壁の守備力で5年連続5度目のゴールデングラブ賞を獲得しただけでなく、3年ぶりとなるベストナインにも輝き、チームの日本一奪還に大きく貢献した。 

「最高の評価をしていただきました。キャリアハイの成績を残すことはできましたが、大した成績ではない。それなのにいい評価をしていただいた。その期待に来季応えられるようにしたい」 

 更改交渉を終え、こう語った今宮。「球団からはリーダーシップをもっと発揮出来るようにと言われましたし、それは来季の目標でもある」と、チームリーダーとして、チームを引っ張っていくことに意欲も示した。 

 さらに、球団にはこれまで以上に九州北部豪雨や熊本地震の被災地復興支援に注力していくことを提案。「いろんな要望を先輩たちが伝えているのを見ていたので、あまり言わないようにと。ただ、九州北部豪雨だったり、熊本だったりへの復興イベントをもっとやっていきたいと思っているので、それは言いました」 

 例年、オフに日田市で野球教室を行なっているが、それを今オフは豪雨で被害に遭った日田市大鶴地区で開催。野球教室ではなく、住民も参加する運動会という形で実施し、好評を得たこともあり、復興支援の思いをより強くしたという。 

「今年の数字を見て、これが最低限のラインと思っている。それを越える数字を出すことが大事になってくる。ただ、リーダーシップを発揮することが1番だと思っている」と話していた今宮。連覇を目指す2018年は、チームのため、そして被災地のためにも、今季以上の成績を残すことを目指していく。 

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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