Dバックス加入の平野、2年最大9億超 ユニフォーム姿公開でファン「楽しみ」
2年契約を発表、高まるファンの期待「良い獲得」「いかしたフォークボール」
ダイヤモンドバックスは22日(日本時間23日)、オリックスから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指していた平野佳寿投手と2年契約を結んだことを発表した。現地メディアによると、年俸は2年総額600万ドル(約6億8000万円)で、1年毎に100万ドル(約1億1300万円)のインセンティブがつく模様。条件を満たせば、総額は800万ドル(約9億600万円)に達する見込みだ。
球団は、公式インスタグラムで早くも平野のユニフォーム姿を披露。「ダイヤモンドバックスが日本人右腕のヨシヒサ・ヒラノと2年契約で合意。アリゾナへようこそ!」と紹介しており、地元ファンからは期待の声が寄せられている。
選手を獲得した場合、MLB球団はチームの帽子、ユニフォームを合成した写真をすぐに作成し、公式ホームページなどに掲載する。今回、インスタグラムで掲載された平野の写真が実物か、合成かは不明だが、アリゾナの「A」が入った黒いキャップ、そして白と赤のユニホームを身にまとっている。
力強い直球、落差の大きなフォークを武器に、キャンプやシーズンの出来次第ではクローザーを任される可能性もある右腕。早くも期待は高まっている。インスタグラムの写真を見たファンは「ワオ…彼は非常にワクワクしているように見えるね」「良い獲得だ」「アリゾナへようこそ!」「ブルペンは素晴らしいように思えるね」「ようこそ、ヨシ!」「良い契約だ」「ジョン・ラッキーの日本人バージョンか?」「彼には三振を奪える、いかしたフォークボールがあるんだ」「彼がダイヤモンドバックスのブルペン陣としての登板を見るのが楽しみだよ!!!」などと上々の反応を見せている。
日本では通算549試合に登板し、48勝69敗156セーブ139ホールド、防御率3.10の成績を残してきた平野。今春のWBCでも好投を見せており、ボールへの適応という点でも不安はない。今季はプレーオフの地区シリーズでドジャースに敗れ、さらなる躍進を目指すDバックス、その中で、キーマンの一人となりそうだ。