イチローの打撃技術は「12歳までに作られた」 子供たちに明かした驚異の逸話

小学生時代は「誰よりも練習をしていた」

「みんなくらいの年齢ってすごく大事だと思うんです」、「僕が今、持っている技術というのは12歳までに磨き上げた、作られたものが大きかった」。

 ベテランはそう振り返った後に「僕、高校で全然練習しなかったんですよ。その時のチームメイトがいるんですけど、僕があまりにも練習しないから、彼らはプロ野球選手になりたかったんだけれども、僕が凄い結果を出してプロ野球選手の夢を諦めちゃったんです」とさらりと語った。

 小学校時代に「誰よりも練習をしていた」というイチローは早くから努力を重ねたことで、高校時にはすでに周囲を凌駕する土台を築き上げていたということなのだろう。事実、愛工大名電からドラフト4位でオリックス入りすると、7度の首位打者など数々のタイトルを手にして渡米し、メジャーでも球史に残る打者となった。

 最後に「身体で感じたことを大切にしてほしい」とアドバイスを送ったイチロー。この日貴重な経験を得た子供たちはその言葉を糧に順調に成長を遂げていけるのか。イチロー自身がその姿を一番楽しみにしているに違いない。

(Full-Count編集部)

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