西武・秋山、鷹・柳田が傑出 「打って走れる」選手ランキング、パ・リーグ編

今季のパ・リーグのランキングは

 今季のNPBのP-Sの数値を見ていこう。まずはパ・リーグ。

1秋山翔吾(西) 19.51 (本塁打25盗塁16)
2柳田悠岐(ソ) 19.29 (本塁打31盗塁14)
3西川遥輝(日) 14.63 (本塁打9盗塁39)
4今宮健太(ソ) 14.48 (本塁打14盗塁15)
5外崎修汰(西) 13.94 (本塁打10盗塁23)
6上林誠知(ソ) 12.48 (本塁打13盗塁12)
7ウィーラー(楽) 11.42 (本塁打31盗塁7)
8中村奨吾(ロ) 9.90 (本塁打9盗塁11)
9荻野貴司(ロ) 8.39 (本塁打5盗塁26)
10金子侑司(西) 8.33 (本塁打5盗塁25)

 同じ1988年生まれの秋山、柳田が1、2位。秋山の昨年のこの数値は、13.66(本塁打11盗塁18)だったが、本塁打が倍増し、トップに躍り出た。柳田は、トリプルスリーを達成した2015年には32.97(本塁打34盗塁32)を記録している。この2人はともに中堅手としても優秀。守備範囲が広く、強肩だ。「打って守って走れる」5ツールプレイヤーということになる。

 このランキングで30歳以上は楽天のウィーラー(30)とロッテの荻野貴司(32)だけ。MLBもそうだがP-Sは、やはり20代の若い選手が有利だと言える。

 今年売り出した西武の外崎修汰、ソフトバンクの上林誠知あたりが、先輩の秋山、柳田を脅かすようになれば、ペナントレースはさらに面白くなるだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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