日本一奪還、サファテ大記録、松坂退団…ホークスの2017年10大ニュース

3年間在籍した松坂が退団、来年1月に中日のテストを受ける

○川崎宗則の6年ぶり復帰

 シーズン開幕直後に飛び込んできた衝撃的なニュース。それが川崎宗則のソフトバンク復帰だった。米カブスからマイナー契約を解除されてFAとなり、これまでもラブコールを送り続けていた古巣へ6年ぶりに復帰した。エイプリルフールの4月1日に入団会見を行い、ファームでの調整を経て1軍昇格を果たすとチームも上り調子に。両足アキレス腱の痛みで夏場以降は2軍生活を送ったが、その明るいキャラクターは貴重な人材となっていた。

○松坂大輔、1軍登板わずか1試合で退団

 2014年オフに日本球界復帰を果たした“平成の怪物”だったが、1軍登板は2016年シーズン最終戦・楽天戦での1イニングのみに終わり、3年間在籍したソフトバンクを去ることになった。今季はオープン戦の広島戦で7回無安打無失点の好投を見せて復活を期待させたが、シーズンに入って右肩の不調が続き、実戦登板もままならなかった。球団からは支配下契約を解除し、一旦コーチ登録してリハビリを続けるプランを提示されたが、松坂自身が退団を選択。他球団での現役続行を目指す右腕は、来年1月に中日の入団テストを受ける。

○交流戦3年連続勝率1位

 6月18日の広島戦に7-4で勝利し、交流戦の勝敗は12勝6敗に。広島と同率で並んだが、規定により直接対決で2勝1敗と勝ち越したため、勝率1位に決定した。ソフトバンクの勝率1位は2015年から3年連続7度目。打率.338、7本塁打23打点をマークした柳田悠岐が2年ぶり2度目の交流戦MVPに輝いた。

○若手の台頭

 今季は新戦力の台頭もあった。野手では甲斐拓也捕手、上林誠知外野手の2人。初の開幕1軍を掴んだ育成出身の甲斐は、東浜や千賀ら若い投手とバッテリーを組んで103試合に出場し、その強肩が大きな注目を集めた。上林はシーズン前半に打ちまくり、外野の定位置をほぼ手中にした。シーズン後半に調子を落としたが、日本一に大きく貢献した1人だった。投手では石川柊太投手。甲斐と同じ育成出身の右腕は、先発と中継ぎの両方で働き、8勝を挙げた。

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