ダルビッシュら獲得に踏み切れず? 資金力豊富なはずのカブスのジレンマ

「FA先発投手に大金を投じるか、節約をして現在のコア選手たを引き止めるか」

「投手に対しての長期契約はリスキーなものになってきているが、来季開幕時に30~32歳を迎えるアリエッタ、ダル、カッブは、これまでの活躍に見合った長期契約を求めることだろう。しかし、この年代の投手と長期契約を結ぶチームは、契約中に彼らが故障してしまうリスクを抱えることになる」

 記事ではそう指摘。さらに、今オフに大金を使えば、来オフにFAとなるブライス・ハーパー外野手の争奪戦に参戦するための資金がなくなるとの見方も示している。一方で、カブスでは、2020年オフまでにはレスター、ヘンドリクス、キンタナといった先発投手陣が全員チームを去っている可能性もあり、リゾ、ブライアント、ラッセル、バエス、シュワーバーといった主力野手も多くが21年オフまでにFAになると言及。長期契約の先発投手を獲得するのか、それとも主力引き止めのための資金を残すのか、難しい選択を迫られているというのだ。

「長期的に見ての成功を収めるには、今、FA先発投手に大金を投じるか、節約をして現在のコア選手たを引き止めるか。確かなことは21年までは現在のチーム編成を維持できる、ということだ。ただ、ワールドシリーズ制覇へ向けて、アリエッタ級の先発なしで成し遂げられるだろうか?」

 記事では、このように投げかけた上で「これこそが今冬、カブスが難しいバランスを求められているかの理由だ」と結論づけている。ダルビッシュの去就にも大きく影響するだけに、カブスがこの先どのような動きを見せるのか、注目が集まるところだ。

(Full-Count編集部)

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