長打率6割超の大砲候補に俊足巧打の19歳、甲子園V腕…西武2018年期待の若手
鈴木は侍ジャパンU-18代表で、アジア選手権ベストナイン
○鈴木将平外野手
2016年のドラフト4位で県立静岡高から西武に入団し、2018年が2年目となる19歳。高校時代は侍ジャパンU-18メンバーとしてU-18アジア選手権でベストナインにも輝いている。ルーキーイヤーは1軍出場こそなかったものの、イースタンリーグで101試合に出場。289打数81安打、打率.280の成績をマークしている。50メートル5秒8の俊足を誇り、イースタンでチームトップの15盗塁を記録。その一方で13の盗塁失敗もあって粗さも残るが、内野に比べると外野の定位置は固まりきっておらず、そこに割って入ることを期待される1人だろう。
○愛斗外野手
鈴木より1歳上、花咲徳栄高から2015年のドラフト4位で入団した20歳である。2年目の昨季、イースタンリーグで目覚ましい成長を感じさせた。故障での離脱などもあって43試合の出場に止まったが、148打数53安打8本塁打25打点、打率.358の好成績をマーク。長打率も.615を記録し、OPSは1を超えた。6月16日の中日戦で1軍デビューを飾り、9試合に出場したが、初安打はならなかった。3年目となる2018年、鈴木とともに秋山翔吾以外のレギュラーが固まりきっていない外野の一角を奪うことを期待されている。
○今井達也投手
2016年のドラフト1位で作新学院高から入団した夏の甲子園優勝投手。1年目の昨季は右肩の故障に苦しみ苦難のシーズンを送ることになったが、イースタンリーグ7試合で1勝0敗、防御率2.35の成績をマーク。ルーキーイヤーは故障に悩まされる1年となったが、そのポテンシャルは際立つものがある。2018年はまず万全で投げられる状態を作り、ファームで登板を積むことが求められるだろうが、1軍のマウンドに立つ姿を見てみたい投手である。
(Full-Count編集部)