巨人・菅野、投手3冠なるか?…2018年投手タイトル大予想【セ編】

マイコラスが巨人退団、最優秀防御率&最多奪三振は誰の手に?

 最優秀防御率のタイトルも、菅野が本命だろう。故障や怪我がない限り、菅野の防御率が2点台後半まで落ちることは考えにくい。マイコラスが退団したため、菅野に肉薄する投手も見当たらない。強いてあげれば制球力がいい阪神の秋山拓巳、安定感のある広島の野村祐輔か。

本命:菅野智之(巨人)
対抗:秋山拓巳(阪神)
穴:野村祐輔(広島)

 最多奪三振は、パ・リーグの則本昂大(楽天)のように200奪三振を記録するようなパワーピッチャーはいない。ここ2年、奪三振王は180台だ。昨年の100イニング以上の投手のK9(9イニング当たりの奪三振数)ランキングは以下。

1濱口遥大(De)9.90(136三振123.2回)
2メッセンジャー(神)9.76(155三振143回)
3マイコラス(巨)8.95(187三振188回)
4石田健大(De)8.75(103三振106回)
5今永昇太(De)8.51(140三振148回)

 マイコラスよりも奪三振率が高い投手はいるが、長いイニングを投げることができないのだ。DeNA濱口はリーグ最多の69与四球。これでは長いイニングは難しい。阪神のメッセンジャーがフルに投げることができるなら、奪三振のタイトルがついてくるだろう

 さらにポストシーズンに目の覚める投球をした今永昇太にも期待がかかる。200イニング以上を投げるようなら、菅野智之(K9は8.22、7位)がタイトルを取る可能性も高まってくるだろう。

本命:メッセンジャー(阪神)
対抗:今永昇太(DeNA)
穴:菅野智之(巨人)

 こうしてみると巨人の菅野が主要なタイトルを独占する可能性があることがわかる。他の投手にも奮起にも期待したい。

ここ3年の救援タイトルホルダーの顔ぶれが毎年変化しているセ

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