日本ハムからエンゼルスに“大谷引き継ぎ” 栗山監督「思いは伝わってくる」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:田口有史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:田口有史】

エ軍エップラーGMが鎌ケ谷訪問、45分間の会談で質問攻め

 エンゼルスのビリー・エップラーGMが8日、千葉・鎌ヶ谷で栗山英樹監督と会談。大谷翔平投手の5年間の起用法について45分間に渡って質問をぶつけた。

 午後2時30分にチーム関係者3人を伴って勇翔寮入りしたエップラーGMに対して、日本ハム側は栗山監督や吉村GM、木田GM補佐らが対応した。45分間のほとんどはエップラーGMから栗山監督への質問。「実際の起用に関して、メンタルを含めて、栗山監督が大谷をどういう風に扱ったかというのを聞きたかったようだ」と吉村GMは明かした。

 これまで日本ハムのトレーナーが管理してきたトレーニングや球数といったデータについても質問があり、その場でエンゼルスにデータを提供したという。会談後にエップラーGMは、大谷本人と日本ハムのトレーナー陣とともに室内練習場で30分間こもった。

 今回の会談は、日米で二刀流を成功させるための事実上の“引き継ぎ”。エップラーGMはコメントを残さず帰路についたが、栗山監督は「誠実に何とか一生懸命にという思いは伝わってくる。そういう人たちにやってもらうというのはすごく安心」とエンゼルスへの信頼を口にした。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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