つば九郎とドアラの“二強”を脅かせ 実は強烈なパ・リーグのマスコットたち
オリックスはブル&ベルの兄妹、ホークスは鷹マスコットに「ふうさん」仲間入り
【オリックス】
○バファローブル
○バファローベル
2011年から登場したバファローブルとベルは兄妹。「ベルたそ」と呼ばれ、一部から絶大な支持を集めるベルは、洗練されたビジュアルと一挙手一投足まで隙のないかわいらしさで多くのファンを魅了。過去にはフォトブックも出版した。
ブルは妹の陰に隠れがちだが、2013年に実は「モードチェンジ機能」を備えていることが判明。「“超人的”な選手たちと身近に接し、また熱いファンの声援を浴びる」ことで、「絶対に負けられない試合や勝負どころのイニングなどに、内蔵されたパワーを開放」し、“強さ”と“カッコよさ”を増幅させた「バファローブル バトルモード」にチェンジする、らしい。グリーティングではブルがおにぎり、ベルがいちごを持ち歩いている。
【福岡ソフトバンク】
○ハリーホーク
○ホークファミリー(ハニー、ハック、リック、ホック、ハーキュリーなど)
○ふうさん
○ひな丸
メインマスコットであるハリーホークは、ダンスやバック転などアクロバティックなパフォーマンスが得意なナイスガイ。公式のプロフィール欄には「ホークスに入団し、エースで4番バッターを務めるスーパースター」と記載されている。
そして2015年、比較的大人しく正統派の鷹マスコットの中に、突如現れたのがふうさんだ。見た目は巨大な白いジェット風船。胴体が長く頭が膨らんでいるので、足元がおぼつかない。グラウンドから撤収する時はサイズオーバーで出入口を通れないため、勢いよくそこに走り込んでは頭をぶつけ、反動でシートの上に倒れたところをスタッフに引きずられながら姿を消すが、実は普通に頭を下げて退場することもできる。よくヘッドバットを繰り出す。
以上がパ・リーグの個性的なマスコットたちだ。昨今はマスコットと触れ合うことを楽しみに、球場へ足を運ぶファンも珍しくはない。新規の野球ファン獲得や地域貢献など、彼らマスコットの役割は多岐にわたり、その影響力も決して小さくはないのだ。現地のファンや選手の癒しとなりながら、野球界全体の発展のために尽力するマスコットたちを、これからも温かく見守っていきたい。