150キロ投手がまさかの188キロ記録!? イ軍右腕が最新トレで“新記録”
公式球より軽いトレーニングボールで驚異の数字を計時
メジャーではキャンプインまで残すところ約1か月。2018年の本格的スタートを前に各地でメジャーリーガーが自主トレを続けているが、そんな中で衝撃のニュースが飛び込んできた。なんと昨季まで平均時速93マイル(約150キロ)ほどだった投手が、驚異の116.9マイル(約188キロ)を計時したというのだ。だが、通常とは少し様子が違うようで…。MLB公式サイトの人気動画コーナー「Cut4」が伝えている。
超人技を成し遂げたのは、インディアンス右腕のトレバー・バウアーだ。2012年にダイヤモンドバックスでデビュー。翌年に移籍したインディアンスで開花した26歳は、昨季キャリアハイの17勝(9敗)を挙げ、チームの地区優勝に大きく貢献した。通常は平均時速150キロくらいの速球を投げるバウアーが、どうやって188キロを記録したのか。それは5オンス(約141.7グラム)のメジャー公式球より軽い3オンス(85グラム)のボールを使ったハードなトレーニングの中でだった。
助走をつけながら目標に向かって思い切りボールを投げ込んだバウアーの体は、球が指から離れると同時に前方へ半回転するほどの強烈な勢いをボールに乗せた。すると、球速はまさかの「116.9マイル」を計時。記事によれば、バウアーがトレーニングを積む施設での最速記録だったという。
昨オフに同じトレーニングで110マイル(約177キロ)を叩き出したホワイトソックスの有望株マイケル・コペックは、公式球でも頻繁に100マイル(約161キロ)に達している。となれば、今季バウアーの球速が上がる可能性も…。メジャー7年目を迎える右腕がどう変化するのか、注目だ。