マ軍ファンがジーターに「反逆」 100万人目指し署名活動も…現時点で83人!?

ファンの最終目標は「ジーター氏とシャーマン氏をオーナーの座から外すこと」

 記事では、米メディアSBネーションが報じた内容について紹介。その中で「ニコラス・モンカリアーノというファンがジーター氏らの事業計画に反応するかたちで『プロジェクト・サンシャイン』という計画を立ち上げた。この動きはジーター氏らの動きに不満を感じるファンたちを結束することを目的にしているという」と言及している。

 モンカリアーノさんは、嘆願への賛同者を募るサイトを立ち上げ、開幕までに100万人を集めることを目標に掲げている。「モンカリアーノ氏によるこの嘆願は、『南フロリダの人々とそのコミニュティのため集いましょう』と始まり、最終的な目標はジーター氏とシャーマン氏をオーナーの座から外すことだとしている」。“署名活動”で集まった不満の声を球団に突きつけ、ジーター氏らを退陣に追い込もうというのだ。

 もっとも、記事では「だが、このゴールが達成されるかどうかという点には、もちろん懐疑的な見方をするべきだろう。ジーターやシャーマンが退陣することは、何か不測の事態が起こらない限りありえないだろう」とも指摘。そして、「『プロジェクト・サンシャイン』の中では試合観戦のボイコットも掲げられているが、すでにお粗末な観客動員数のマーリンズにとっては大きな影響を与えることもないだろう」と補足している。スタントンらを放出する前から観客動員に苦しみ続けるマーリンズに、観戦ボイコット程度では打撃を与えることは出来ないという。

 現状に不満を持つマーリンズファンが存在することは確かで、ヤフースポーツは「つまるところ、モンカリアーノ氏や不満を感じているファンにはその声をあげる権利は存在している」としている。一方で、「これはジーター氏らのグループがファンからの信頼を得るためには、まだまだ長い道のりが残されているということでもある」とも分析。改革は始まったばかりだけに、今後、チームが劇的な復活を遂げるようなことがあれば、信頼を得られる可能性も十分にある。

 なお、“署名活動”は現地時間1月6日にスタート。米ヤフースポーツはすでに30万人のサインが集まったと伝えているが、これは同じ「care2」というサイトで最も知られている介助犬救出活動で集まったもの。同サイトによると、実際に“ジーター退陣“のために集まった署名は、同12日現在でわずか83人にとどまっている。

 ジーターオーナーはどんなゴールを見据えているのか。メジャー随一の名門ヤンキースでは、抜群のカリスマ性を兼ね備えたキャプテンとして、勝利を掴み続けてきただけに、今後の展開に期待したいところだが…。

(Full-Count編集部)

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