今年記念大会迎える甲子園 都道府県別にみる優勝回数は

今年記念大会迎える甲子園 都道府県別にみる優勝回数は
今年記念大会迎える甲子園 都道府県別にみる優勝回数は

選抜は第90回、選手権は第100回大会、ここまでの都道府県別の優勝回数は

 今夏に記念すべき第100回大会を迎える全国高等学校野球選手権大会。今年は選抜高等学校野球大会も第90回と節目を迎え、春夏ともに大きな盛り上がりが予想される。

 ここでは記念大会を迎える甲子園について都道府県別の優勝回数を振り返ってみたい。選抜で最多優勝を誇るのは大阪と愛知で10回。大阪は1937年の第14回大会で浪華商(現・大体大浪商)が初優勝し、80年代にはPL学園が3度優勝。ここ10年では大阪桐蔭が2度優勝を遂げている。一方、愛知は東邦が東邦商時代を含め計4度、中京商(現・中京大中京)も同じく4度頂点に立っている。そのほか、神奈川、兵庫が6回優勝し、東京、和歌山、広島、徳島が5回、静岡、愛媛が4回、岐阜、高知、香川、沖縄が3回で続いている。

 一方、選手権の最多は大阪で12回、2位は愛知が8回と上位2つの顔ぶれは同じ。大阪勢の選手権初優勝は選抜より遅く、戦後の1946年第28回大会で、浪華商だった。大阪勢の最多はPL学園と大阪桐蔭の4回。また、愛知勢は1917年の第3回大会で愛知一中(現・旭丘)が初優勝し、中京商は1931年の第17回大会から3連覇するなど中京大中京も含めて計7回優勝している。そのほか、東京、神奈川、和歌山、兵庫、広島が7回、愛媛が6回、福岡、京都が4回、千葉が3回で続いている。

 春夏通算で見ると、ここまで大阪が断トツの22回優勝。次いで愛知が18回、神奈川、兵庫が13回、東京、和歌山、広島が12回、愛媛が10回、京都、徳島が6回、高知、香川、静岡が5回、奈良、岐阜、福岡、沖縄が4回となっている。

 岐阜の4回はすべて岐阜商(現・県岐阜商)で戦前に達成。逆に沖縄の4回はすべて平成になってからで、興南と沖縄尚学が2回ずつ日本一となった。また夏だけで5回の優勝を誇る徳島だが、1986年の池田の優勝が最後で31年間頂点から遠ざかっている。また複数回優勝県の中で福岡、千葉、群馬、北海道、佐賀はすべて夏に優勝しており、選抜で頂点には立っていない。

 長い歴史を誇る甲子園。記念すべき2018年の戦いはどの学校が頂点に立つのか。まずは今月26日に決まる選抜出場校に注目したい。

【表】大阪断トツ、2位愛知… 甲子園の都道府県別優勝回数

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