千載一遇のチャンス? ソフトバンクの1軍捕手枠に最も近い存在は…

12月には東浜らとともにハワイで自主トレ「充実した時間だった」

 1月9日。帰省していた地元の福井から福岡・筑後市内の若鷹寮に帰寮した栗原は、休むことなく室内練習場に姿を見せた。午前中には甲斐や千賀滉大、2018年のルーキーらが練習をしていたが、栗原が動き出した時には無人となっていた。誰もいなくなった練習場で1人黙々と体を動かした。「例年とは違って(1軍を)意識はしますね。今年は何がなんでも掴みにいくつもりです」。そう語る口調は力強い。 

 昨年12月、栗原は東浜巨に“弟子入り”し、ハワイでの自主トレを行った。共に参加した加治屋蓮、松本裕樹、そして現地では五十嵐亮太とも合流し、トレーニングに汗を流した日々は、「充実した時間でした。体幹の弱さとかを感じましたし、自分の体を使えていない。力の伝え方が下手くそだと分かりました」と収穫を掴む、貴重な時間になったようだ。 

 栗原にとって、勝負の1年となるであろう2018年。「1つ1つのプレーの確実性を高めないといけない。安心して任せてもらえるような結果も残さないといけないと思っています」と言い、2016年まではファームで鎬を削り合った甲斐に対しても「負けたくないという気持ちはあります」。チャンスを掴めるか、掴めないか、は己次第だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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