「大田が天狗になることはない」―日ハムの緒方新コーチが更なる飛躍に期待

「外野の競争は嬉しい悲鳴」「大田が天狗になることはない」

――ポジション争いという意味では、外野も大変です。2017年はセンター西川遥輝がチームを引っ張り、大田泰示、松本剛がブレークしました。ただ、本来は捕手の近藤健介も外野が中心となる可能性があり、新助っ人のオズワルド・アルシアも獲得した。その他にも好選手が多く、DHの使い方もポイントになりそうです。

「外野の競争は嬉しい悲鳴で、いっぱい選手がいますから。清宮くんが入ってきて、即1軍で使えるような可能性があったら、どこ守るの、ということにもなります。翔と勝負でファーストやって、どっちかが外野に行くのかとか、DHやるのかとか。ただ、外野はすごくたくさんいい選手がいるんですよ。レギュラーと言えるのは遥輝くらいじゃないかな」

――巨人の後輩にあたる大田は118試合出場、打率.258、15本塁打、46打点という成績を残しました。プロ9年目でキャリアハイの数字ですが、能力を考えれば、もっと出来るという声もあります。

「そりゃそうですよね。今までの中ではキャリアハイだったかもしれないけど、彼の能力からしたら、誰もがこれが最高のパフォーマンスとは思ってないと思うんですよね。もっともっと、というところはあると思うんです。

 1年打ったからといって、新シーズンもレギュラーでいけるかというと心配はあります。例えば、打率.250、20本塁打、80打点とか打てればいいですよ。それが打率.250で10本塁打ではダメだし、3部門のどこか1つが落ちても危ういような競争になると思いますけどね。外野は本当に大変です。実績を残して、実質1年間やって、マークもきつくなる。だから、より頑張るという気持ちで(2017年と)同じくらいの成績になる。

 でも、彼に油断はないと思います。あいつがいいのは、性格がいいこと。変に天狗になることはまずない。そこは心配はしてないです。性格面では全く心配していません」

「盗塁を1人1個増やすだけで、チーム盗塁数は30増える」

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