内川、福浦が迫る2000安打 過去に達成者を最も世に送り出した球団は?

ヤクルト、ロッテ、オリックス、阪神は…

 ヤクルトは若松勉、宮本慎也、古田敦也の生え抜き3人、稲葉篤紀、青木宣親(日米通算)がプロ生活をはじめ、外国人で唯一の2000安打達成者であるアレックス・ラミレスも日本でのキャリアをヤクルトでスタートさせている。移籍組は大杉勝男のみだ。広島も衣笠祥雄、金本知憲、山本浩二、新井貴浩、前田智徳、野村謙二郎と、6選手が生え抜きないし、キャリアをスタートさせた選手で、移籍組が5球団にまたがって2000安打を放った加藤英司の1人だった。

 ロッテは落合、榎本喜八、山内一弘、山崎裕之、有藤通世の5人が生え抜き、ないし、キャリアスタート選手で、移籍組は井口資仁、江藤慎一の2人。DeNAは石井琢朗、松原誠、谷繁の3人がそれにあたり、中村紀洋、江藤慎一、ラミレス、駒田が移籍組だ。西武は秋山幸二、清原和博、松井稼頭央、和田一浩と4人が生え抜き、出身選手で、土井正博、山崎裕之、江藤慎一は移籍組になる。

 オリックス(前身の阪急、そして近鉄も含む)は2000安打達成者が6選手でイチロー、中村紀洋、加藤英司、福本豊、土井正博が生え抜き、または出身者で、新井宏昌が移籍組。日本ハムは生え抜き、出身組が張本勲、大杉勝男、小笠原道大、田中幸雄の4人、移籍組が大島康徳、稲葉篤紀の2人。歴史の浅い楽天は、中村紀洋と松井稼頭央の移籍組2選手となっている。

 意外なほどに少ないのが、2017年に鳥谷敬が2000安打に到達した阪神。プロ野球発足時から歴史を紡いできた球団だが、これまでの2000安打達成者は6人。生え抜き、キャリアをスタートさせた選手は藤田平、鳥谷の2人しかおらず、山内一弘、金本知憲、新井貴浩、福留(日米通算)と移籍組が4人となっている。

【一覧】セ・リーグ球団の2000安打到達選手一覧(通算安打数順)

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