大魔神・佐々木、番長・三浦にオバQも…大洋からDeNAの歴代投打5傑
番長・三浦、大魔神・佐々木と横浜を代表する名投手
投手成績を見ていこう。
○通算勝利数5傑
1.平松政次 201勝(1967-84年)
2.秋山登 193勝(1956-67年)
3.三浦大輔 172勝(1992-2016年)
4.遠藤一彦 134勝(1978-92年)
5.斉藤明雄 128勝(1977-93年)
昨年、エキスパート部門で殿堂入りした平松政次が唯一の200勝投手。秋山は昭和30年代大活躍したサイドスローの名投手。「ハマの番長」こと三浦大輔は3位。現役では巨人に移籍した山口俊が39勝で最多となっている。
○通算奪三振数5傑
1.三浦大輔 2481個(1992-2016年)
2.平松政次 2045個(1967-84年)
3.秋山登 1896個(1956-67年)
4.遠藤一彦 1654個(1978-92年)
5.高橋重行 1363個(1964-80年)
奪三振数は三浦大輔が1位、最近の投手の方が昭和期の投手よりも奪三振率は高い。現役では巨人に移籍した山口俊の699個が最多。
○通算セーブ数5傑
1.佐々木主浩 252(1990-99年、2004-05年)
2.斉藤明雄 133(1977-93年)
3.山口俊 111(2006-16年)※
4.山崎康晃 96(2015年-)※
5.クルーン 84(2005-07年)
「大魔神」佐々木主浩が1位、2位には先発、救援で活躍したヒゲがトレードマークの斎藤明雄、3位は巨人に移籍した山口俊。4位にまだ今季で4年目の山崎が食い込んだ。5位は160キロの直球でハマスタを沸かせたクルーン。
最後に大洋からDeNAに至るまで選手、指導者として在籍し、殿堂入りした野球人を紹介したい。
○野球殿堂入り
1963年 中島治康 選手・指導者
1971年 小西得郎 指導者
1977年 森茂雄 指導者
1983年 三原脩 指導者
1988年 別当薫 指導者
1999年 古葉竹識 指導者
1999年 近藤貞雄 指導者
2001年 小山正明 選手
2003年 関根潤三 指導者
2004年 秋山登 選手・指導者
2005年 森祇晶 指導者
2009年 青田昇 選手・指導者
2014年 佐々木主浩 選手
2016年 工藤公康 選手
2016年 山中正竹 経営者
2017年 平松政次 選手
大洋時代から他球団育ちの著名な選手、指導者を招聘することが多かっただけに、殿堂入り選手には指導者が多い。中島治康は史上初の三冠王だが、選手生活最晩年に大洋でプレーし監督も務めた。山中正竹は、法政大学時代に東京六大学の最多勝記録を樹立。プロには進まなかったが横浜ベイスターズの専務取締役を務めた。
このランキングには現役選手はほとんど入っていない。それだけチームが若いということなのかもしれない。筒香嘉智をはじめとする現役選手は、この記録をどこまで塗り替えるだろうか注目したい。