井川慶「NPBオファー待つ」 兵庫との“再契約報道”に「選手としてではない」
自身のブログでNPB復帰への思い吐露「あきらめることなく頑張って参ります」
阪神などでプレーし、昨年末に独立リーグ「ベースボールファーストリーグ」の兵庫ブルーサンダーズからの退団が発表されていた井川慶投手。当時、球団から発表されたコメントでは「現役は続行するつもり」としていたが、2018年になって初めて更新した自身のブログで、NPB復帰への思いを改めて明かしている。
井川は25日に「新年のごあいさつ from Kobe」のタイトルでブログを更新。「キャッチボールとウェートは、昨年末も今年も、欠かさずに継続しています」とした上で「NPBの球団からのオファーはまだありませんが、自分はあきらめていません」と綴っている。
阪神、ヤンキース、オリックスの日米3球団を渡り歩き、日米通算95勝を記録している左腕。昨季は兵庫で11勝0敗、防御率1.10の好成績をマークし、「納得いく内容のピッチング」が出来たという。「満足感」もあるとしつつ、「それでもオファーをいただけなかったので、復帰が簡単ではないことは理解しています」と“告白”。それでも、NPB復帰への思いは捨てていない。
「しかし、自分ではまだやれるという思いがあり、各球団がキャンプに入ってしまっても、気長に待って、いつ呼んでいただけてもいいように、準備だけはしっかりしておきます」
ブログではこのように明かし、「兵庫ブルーサンダーズと再契約したという報道があったそうですが、今年は選手としてではなく、あくまでも練習を継続するための場所を提供していただくだけです」と一部報道を“訂正”。そして、「とにかく、NPBからのオファーを待ち、昨年やり通したピッチングを、各球団関係者に披露できる機会をいただけるよう、トレーニングに励んでいきます」と前向きに綴っている。
最後は「まだあきらめることなく頑張って参りますので、今年も応援よろしくお願いいたします」と力強い言葉で締めくくっている左腕。3年ぶりのNPB復帰へ、38歳の気持ちは切れていない。
(Full-Count編集部)