2000安打は4人達成 杉下、星野、山本ら名投手の宝庫…中日の歴代投打5傑

投手では“最後の200勝投手”山本が杉下を抜いて最多勝

 投手成績を見てみよう。

○通算勝利数5傑
1山本昌 219勝(1986-2015年)
2杉下茂 211勝(1949-58年)
3星野仙一146勝(1969-82年)
4鈴木孝政 124勝(1973-89年)
5小松辰雄 122勝(1978-94年)

 史上最年長の50歳まで現役だった左腕・山本昌が、中日のレジェンド・杉下茂を抜いて1位。山本は現時点で最後の200勝投手だ。杉下は“魔球”フォークで川上哲治と好勝負を演じる。90歳を過ぎた現在もキャンプに顔を見せるなど健在だ。3位には杉下の背番号「20」を受け継いだ星野仙一が入ったが、急逝が惜しまれる。4位の鈴木は快速球で知られ、先発と救援で活躍。小松も背番号「20」で投げたエースだった。現役では吉見一起の83勝が最多だ。

〇通算奪三振5傑
1山本昌 2310個(1986-2015年)
2杉下茂 1708個(1949-58年)
3小松辰雄 1446個(1978-94年)
4郭源治 1415個(1981-96年)
5川上憲伸 1381個(1998-2008年、2012-15年)

 1~3位は勝利数と重なる。4位は王貞治に憧れて台湾で野球を始めた郭源治。中日で先発、救援で長く活躍した。川上は明治大学から入団し、中日のエースとして活躍。MLBでも投げた。現役最多は岩瀬仁紀の813個だ。

○通算セーブ数5傑
1岩瀬仁紀 404(1999年-)※
2郭源治 116(1981-96年)
3ギャラード 112(2000-03年)
4宣銅烈 98(1996-99年)
5鈴木孝政 96(1973-89年)

 岩瀬の404セーブはNPB最多で、歴代2位の高津臣吾とは118セーブも差があるアンタッチャブルな記録だ。3位のギャラードは4年目のシーズン途中で移籍したが、2回最多セーブに輝いた。宣銅烈はKBO(韓国プロ野球)史上最高の投手と言われた。鈴木はセーブ制導入期にセーブ王を2回獲得している。

殿堂には“明治人脈”の本流・天知、“フォークの神様”杉下ら

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY