中日森監督「初日にしては満足」 ブルペンに入らなかった松坂は「問題ない」
若手投手陣は初日からバッティングピッチャーを務め「元気よく投げている」
中日の森繁和監督は1日、沖縄キャンプ初日にまずは満足感を示した。松坂大輔投手の加入により、注目度が高まった中での今回のキャンプ。初日から若手投手陣がフリー打撃のバッティングピッチャーを務めるなど、チーム全体として自主トレから状態を上げてきていることを伺わせ、指揮官は「やることが全部できたということに満足。若い人たちがかなりの球数を投げてくれたり、力強さを見せてくれていた。これからは1日1日が大事になってくるのは当然なんですけど、初日にしては満足させてくれた」と語った。
キャンプ初日は松坂と兼任コーチを務める岩瀬仁紀投手を除き、山井大介投手、吉見一起投手らベテラン投手も続々とブルペン入り。小笠原慎之介投手や鈴木翔太投手、笠原祥太郎投手、柳裕也投手といった飛躍の期待される若手投手たちは早速バッティングピッチャーとしてマウンドに上がり、打者と対戦した。
初日からアピールを狙う選手たちが熱のこもった投球を見せ、森監督は「初日から投げるというのは言われていたと思うけど、その割に元気よく投げているのは嬉しかった。ですけど、それ以上に打つ方がこんなに早く出来上がっているのかと、逆に心配し過ぎるくらいの打球を打っていた」と、投手だけでなく、野手陣の仕上がりの良さにも満足げだ。
さらに、フリー打撃で柵越えをかっ飛ばしたモヤ、アルモンテのともにスイッチヒッターの両助っ人に関しても「見ているので私は見る必要はないんですけど、これくらいのことはしてくれるだろうというのは思っている。コーチ陣やマスコミの方にいいものを見せてくれたんじゃないかなと思います」と語っていた。
注目の松坂はこの日ブルペンに入らなかったものの、指揮官は意に介さず。「投げる予定をやめたというのはありましたけど、逆算してのことだと思うので、それは別に問題はない。天気とか、いつが休みでとかで、どっちを選択しようかというのは迷ったみたいですけどね。明日投げると言って投げなかったら心配ですけど、普通にいってくれるのであれば、休みまでにもう1回入るであろうことは逆算できる」とコメントしていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)