ハム鍵谷が過ごす“自覚”の6年目「最大限の準備とアピールをするだけ」
ブルペンで110球、練習では声でチームをリード
日本ハムの鍵谷陽平投手が2日(日本時間3日)、米アリゾナ州スコッツデールで行われているキャンプ2日目にブルペン入りした。テンポよく110球を投げた右腕は「いいポジションをとっていけるように調整していきたい」と意気込んだ。
オフには増井、マーティンの2人が退団。日本ハム救援陣はセットアッパーと守護神の座を巡る競争の真っ只中だ。今季6年目を迎える右腕は「今まで支えて下さった方がどんどん抜けて、新しいメンバーが入ってきた。みんなで競争しあいながら、僕も負けないように」とし、「それ(役割)は監督・コーチが決めることなんで、僕は最大限の準備とアピールをするだけ」と役割にかかわらずにチームに貢献することを誓った。
今キャンプでは、率先して大きな声を出して練習を盛り上げている。「そういう歳にもなりましたし、個人的に声を出して野球をするのが好きなんで。楽しくやろうと思ったら、自然に声も出てくる」と話す。昨季は60試合に投げて2勝3敗17ホールド1セーブ、防御率2.53を記録した右腕。楽しさの中にも「1日1日が競争だと思う」と自覚を持って調整を続ける。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)