“左キラー”イチローの獲得をツインズに提言!? 米メディア「見過ごされがち」

イチローは「ツインズでポジディブな貢献者となる」

【2015年】
右投手 341打席 打率.214 出塁率.270 長打率.244
左投手 97打席 打率.278 出塁率.323 長打率.400

【2016年】
右投手 295打席 打率.280 出塁率.344 長打率.366
左投手 70打席 打率.339 出塁率.435 長打率.424

【2017年】
右投手 164打席 打率.228 出塁率.294 長打率.309
左投手 51打席 打率.340 出塁率.392 長打率.404

 そして、過去3年間のイチローの“左キラー”ぶりにクローズアップ。「ご覧の通り、イチローはマーリンズ時代で右投げ相手に多くの打席に立っていた。なぜ、マイク・レドモンド、ダン・ジェニングス、ドン・マッティングリーという監督はこんなことをしたのか?」と疑問を呈している。

 その上で、特集ではマーリンズの過去3年の外野事情も紹介。メジャー最高級の外野トリオに続く、4番手の外野手として加入したマーリンズ1年目の2015年シーズンはクリスチャン・イエリッチ(現ブルワーズ)とジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)の両外野手が故障。マルセル・オズナ(現カージナルス)も1か月以上マイナーで過ごしたために、41歳にしてイチローはチーム最多試合出場を果たすことになった。

 16年はスタントンのみ故障離脱した影響で、「イチローは2015年のような酷使はされず、出番がなさ過ぎるというわけでもなく」と記事では分析。さらに、昨季は3人のレギュラーに怪我なく、しかも全員が大活躍。「イチローの出場機会の大部分は代打か守備固めとなった」と振り返っている。

 さらに、記事では「もしも、ツインズがイチローに左投手相手に最大限の出場機会を与え、酷使も使わなさ過ぎることも避けるとするならば、彼はフィールド上で2018年のツインズでポジディブな貢献者となると私は信じている。と同時に、クラブハウスでベテランの存在感を加えることになる」とも指摘。マーリンズの有望な若手の多くはイチローのストレッチ、トレーニングなどの流儀から学んでいた。今年がメジャー18年目となり、引退後は有資格1年目での米国野球殿堂入りが確実視されているイチローの存在はクラブハウスに多くをもたらすというのだ。

 4番手の外野手にイチローこそ相応しいという声も上がるツインズはFAのダルビッシュ有投手の争奪戦に本腰を入れている。イチローとダルビッシュが来季ミネアポリスでタッグを組む可能性もあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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