ロッテドラ1安田、初安打の裏に“進化“ 井口監督「日に日に良くなってる」
石川から初安打&長打で“マルチ”「実戦の中で自分のスイングができた」
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手に“初安打”が生まれた。石垣島キャンプ第2クールの7日、シート打撃で一昨年の防御率1位投手・石川から、第1打席で一二塁間を破り、第2打席では左中間二塁打。いずれもストレートを打った。
それまで8打席無安打だっただけに「実戦の中で自分のスイングができた。石川さんは凄いピッチャーで、まだまだ本調子ではないでしょうから」と振り返ったが、手応えを感じたことは間違いない。
練習では左方向も意識。実戦で左右間を破り、練習の成果が出た。高校時代と足の上げ方、タイミングの取り方を変える、打撃改造にも取り組んでいる。「4スタンス理論」の廣戸聡一氏から新人は全員、身体の軸の保ち方の指導を受け、前日初アーチをかけた育成の和田も実践しているが、安田は和田と同じ、つま先の外側に重心がかかる「A2タイプ」だった。「かかとからすっと上げるイメージで大分よくなった」という。身体の中心軸がぶれず、強い打球を打つことができ始めている。
井口監督は「打席で余裕が出てきた。表情も明るくなってきた。打球方向に関係なく打てる。日に日に良くなっている」と初安打を喜んだ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)