「上位を狙える」平成唯一の三冠王・松中氏がオリを高評価 「静か」と指摘も
ロメロ、マレーロが残留「打線はいい。中心となる打者が揃っている」
12球団が一斉にキャンプインしてから、はや1週間が経った。各チーム第2クールに突入し、チームによってはシート打撃がスタートしたところも。徐々に実戦モードに移行し、ここから選手のアピール合戦が本格化していくことになる。
宮崎市の清武総合運動公園でキャンプを行うのは、昨季パ・リーグ4位に終わったオリックス・バファローズである。福良淳一監督が就任して3年目となる2018年。ロメロ、マレーロといった昨季活躍した助っ人が残留し、新助っ人としてアルバースが加入。即戦力ルーキーの田嶋大樹投手も加わった。
宮崎キャンプ第2クール最終日となった8日に、平成唯一の三冠王で現在は解説者も務める元ソフトバンクの松中信彦氏がキャンプ地を訪問。今季のオリックスを「楽しみなチーム。うまくいけば、上位を狙える」と評した。
「とにかくオリックスは打線がいい。ロメロ、マレーロの外国人2人が残って、T-岡田、吉田正、中島、小谷野と中心となる打者は揃っている」と語り、中軸の破壊力は王者ソフトバンクに匹敵すると見ている。その一方で「その中軸の脇を固める打者が大事になる。そこがまだいない。足を使える(後藤)駿太なんかが1番にハマって、9番に安達がいるような形になれば、いい打線になる」と、自慢の中軸に回るまでの1、2番が鍵を握るとした。