「勝つか負けるかなんだ」―主力大量放出で不評ジーター氏、強い決意明かす
「オーナーのポジションにいても同じだ。勝つか負けるかなんだ」
ここまでは地元メディア、ファンの心をつかめていないが、それも当初の想定通り。憎まれ役となることも恐れていない様子だ。
「最初の記者会見から、不評を買う決断が下されるであろうと言ってきた。我々が下す決断はすべて、組織を改善していくためのものだ」
「苛立ちは理解している。何年もの間、スタジアムに人を集めるのは難しいことだった。私が聞いたところによると、フィールド上で成功を収めていないことが原因である。フィールド上で成功を得られていないなら、変化を起こさなければならない」
レギュラーシーズンの戦いで苦戦し、集客にも苦戦してきたマーリンズの“現状“について、ジーター氏はこのように指摘。そして、自身の改革が完成すれば、球団は生まれ変わると確信しているという。
「私が言う我慢とは、我々が競争力の高い球団にはならないだろう、という意味ではない。我々は競争力の高い球団になる。フィールドに出る一人一人が自身の役割を全うするだろう。これは私がプレーしていた時の姿勢である。そして組織としてもこのような姿勢が見られるだろう」
「非常にシンプルだ。勝つか負けるかなんだ。オーナーのポジションにいても同じだ。勝つか負けるかなんだ。不評を買う決断があるかもしれないが、すべての決断はマイアミ・マーリンズを球界最高の組織にするために行われる」
力強い言葉からは、カリスマの確固たる信念がうかがえる。たとえ今は嫌われようと、組織全体の改革を推し進め、マーリンズをメジャーで最高の球団に育て上げる。数年後にマーリンズがどのような成績を残しているのか。ファンはスーパースターの言葉を信じるしかない。
(Full-Count編集部)