“ジーター発言”がまた話題 ダルビッシュ&アリエッタ獲得でも「勝てない」
「クリーン」なジーター氏は「ここ数か月で確実に痛手を負った」
ジーター氏は昨年12月に行われたイベントで、ファンから「必要なのは2人の投手と契約することだ」と言われたエピソードをインタビューで披露。当時、その2人は誰なのかと聞き返したところ、ファンは答えることができなかったとして、「このチームに2人の投手を加えることはできたけど、彼らを加えたからといって(チームが)勝てるわけではないんだ」と明かしたという。
この話を聞いたバーダッチ氏が、2人の投手としてダルビッシュとアリエッタの名前を挙げたところ、ジーター氏は「いや、彼らでもチームを勝たせることはできない。そうやってどんどん深みにはまっていって、結局そこから脱さなければならない。それは容易なことではない」と答えたというのだ。ただ、ヤフースポーツでは、昨季のマーリンズの戦力に大物FA投手2人を加えることができれば、最低でもワイルドカード争いに加わることができると野球専門のデータサイト「ファングラフス」が算出していたことを紹介。FA市場の先発投手で「2番手グループ」とされるアレックス・カッブ、ランス・リンでも十分だったとしている。
ヤフースポーツでは「バーダッチの記事では、ジーターに関する不可解な発言が多くあったが、マーリンズはアリエッタやダルビッシュといった面々を擁しても勝つことは出来ないという彼の主張は、本当に目を引くものである。ジーターのクリーンなイメージはここ数か月で確実に痛手を負ったであろう。それは保証する」と結論づけている。
スタントン、ゴードン、オズナを放出したことでファンだけでなく選手も反発し、イエリッチは望みどおりトレードに出された。さらに、リアルミュートやカストロもまだ移籍を志願していると伝えられている。また、経営を黒字化すればジーター氏に毎年1億円を超える巨額のボーナスが入ると報じられたことも、批判をさらに強めた。数年後にマーリンズは強豪となっているのか。ジーター氏は結果で応えるしかない。
(Full-Count編集部)