「選手との距離が近い」西武春季キャンプ、その魅力と注意点は?

人気はみそカツ、キャンプグッズで一番人気は…

 メインスタジアムから、室内練習場、ブルペン・サブグランドA、Bは、かなりの高低差がある。階段を上り下りすることになるため、高いヒールの靴などは履いていかないほうが良いだろう。

 選手も階段を上り下りして施設を移動する。選手との触れ合いの機会が多いのも西武キャンプの魅力の一つだ。ただし、練習中はサインをお願いするのは遠慮しよう。午後、ゆとりができた時間帯になれば、広報スタッフが即席のサイン会を催すこともある。

 売店はメインスタジアムの三塁側の「球場入口広場」に並んでいる。南郷町は日南市と合併するまでは単独の自治体であり、野菜など名産品が自慢だった。そうした名産品や、軽食の店が並ぶ。

 人気は、みそカツ。串カツを甘いみそだれにどぶっとつけて出される。意外に軽い食感が人気だ。寒い季節だけに、うどんやラーメンも売れ行きがいい。

 エリアの一角には、キャンプグッズを販売する店舗も。「一番売れているのは?」と聞くと「色紙です」とのこと。グッズではキャンプオリジナルキャップが一番の売れ行きだそうだ。

 西武キャンプは高台にあるだけに、風が強い。持ち物を吹き飛ばされないようにしたい。日差しが出てくると2月でもぽかぽかと温かい。風が吹く丘の上のキャンプ、ゆっくり楽しみたいものだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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