LA紙が“再検証” 「ダルはドジャースに戻ってくる?」に…「そうは思わない」

ダルビッシュ獲得に必要不可欠となる選手の放出

 まずは「彼を獲得するために誰をトレードにだすのか?」。選手総年俸を贅沢税の対象にならない範囲に抑え、なおかつ高額となることが確実なダルビッシュを獲得するためには、誰かをトレードに出さなければいけない。もっとも適切なのは、ブレーブスからトレードで復帰し、約2200万ドル(約24億円)の高給取りであるマット・ケンプ。一時期はドジャースの“英雄”だった選手だが、近年は完全に不良債権と化している。

 同紙は「ドジャースは是非ともマット・ケンプを取り除きたいだろう。彼は今シーズン、約2200万ドルを得る。彼を喜んで引き受け、全部もしくは残りの年俸ほとんどを払ってくれる球団が見つかることを願っている。彼はシーズン前にトレード、もしくはリリースされるだろうと考えられている」としているが、当然、引き取り手を探すのは難しい。そこで、二塁手のローガン・フォーサイス、捕手のヤスマニ・グランダルという2人の名前も多くの米メディアで挙がっている。こちらも決して簡単ではないという。

「もしケンプの年俸分を削減することが出来なければ、唯一の現実的選択肢はローガン・フォーサイスかヤズマニ・グランダルだ。今シーズン、フォーサイスは850万ドルを得る。彼は昨シーズン、打撃成績が悪かった。理由のひとつは怪我である。しかし、ドジャースは守備を重視しており、彼は優秀な二塁手だ。昨シーズン終盤、グランダルはオースティン・バーンズに先発捕手の座を奪われたが、スプリングトレーニングで取り戻すことができるだろう」

 どちらもドジャースに全く必要のない選手ではない。放出を判断するにはスプリングトレーニングを見なければいけない可能性もあり、そこまでダルビッシュが待つというのは現実的ではないだろう。

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