ダル争奪戦の“大穴”はフィリーズ!? 米メディア、獲得しても「驚くなかれ」

フィリーズにダルビッシュが必要な理由「長期的な問題解決策」

 そして、大穴ともいうべき「驚くなかれ」で挙げられたのが、2000年代後半に圧倒的な強さを誇ったフィリーズ。こちらはまだ低迷期にあるが、若手は確実に育ってきており、近い将来に上位争いに加わってくる可能性が高い。ダルビッシュを長期契約で獲得し、復活へ向けてチームの軸の一人にするという発想は、理に適っているという。

「ケン・ローゼンタールはフィリーズもダルビッシュを調査していることを報じているが、フィリーズがダルビッシュを狙うのは理にかなっている。(FAで加入した)カルロス・サンタナへの3年契約が指すように、フィリーズは躍進への扉はまさに開こうとしていると感じているのだろう」

 記事では「おそらくそれは2018年ではないが、2019年には確実にと」とも分析。遅くとも来年には躍進へとつなげられるよう、ここでダルビッシュを獲得すべきだというのだ。「何人かの若手投手は昨季伸び悩みをみせたため、アーロン・ノラ以外のローテーション投手には疑問が残る。ダルビッシュの獲得は長期的な問題解決策となる」とも付け加えている。

 もちろん、ダルビッシュ獲得にはリスクも伴う。「注意点」としては「ダルビッシュはエース級の年俸を得ることになるだろうが、直近の彼はどちらかといえば“6イニングの先発投手”といったところだ」と指摘。登板時には51球目以降に指標が落ちていることに触れつつ、昨季は32度の先発登板で11度が6イニングもたずに終わっていたことにも言及。新たな所属先では、この評価を覆す投球を見せたいところだ。

 2月に入ってからは、ツインズ、ブルワーズ、ヤンキース、ドジャース、カブスが候補に挙げられてきたが、“大穴”フィリーズからも目が離せない展開となっていきそうだ。

(Full-Count編集部)

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